『アリス』がとうとうV7!『プリンス・オブ・ペルシャ』『RAILWAYS』『座頭市 THE LAST』が初登場!!
映画週末興行成績
7週連続ナンバーワンを記録する映画『アリス・イン・ワンダーランド』の独走が止まらない。世界各国で大ヒットを記録している本作は、全世界興行収入も10億ドル(約900億円)を突破した。3億3,296万ドル(約299億6,640万円)を突破したアメリカを除けば、最高でもイギリスの6,443万ドル(約57億9,870万円)止まり。そんな中で、興収100億円を突破した日本の興収は全世界興行収入の中でも10分の1を占めており、世界でも突出した高成績となっていることが分かる。『アリス・イン・ワンダーランド』の勢いがどこまで続くのか。今後の成績に期待したい。(1ドル=90円計算)
初登場2位となるのは、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどのプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーが人気ゲームを映画化した映画『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』。364スクリーンで公開され、金土日の3日間の動員数は15万4,354人、興収は約1億8,800万円となった。3位は、公開4週目となる『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』が同順位をキープ。先週土日2日間の動員は10万249人、興収は1億3,478万4,550円という結果となった。5月20日からは、本作に出演する上田次郎のオフィシャルブログ「天才の私から君へ」(http://ameblo.jp/ueda-jiro/)も始まった。ロングランに向けて、さらなる広がりが期待できそうだ。続く4位は映画『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超電王トリロジー/EPISODE RED ゼロのスタートウィンクル』が2ランクダウンとなった。
5位初登場となったのは、中井貴一主演の映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』。三浦友和、山口百恵夫妻の次男、三浦貴大の映画デビュー作となる本作は、全国201館での公開で、土日2日間の成績は動員が7万8,367人、興収は9,071万4,700円となった。作品の前評判も高い本作だけに、今後の口コミの広がりに期待したいところだ。続く6位も初登場! 香取慎吾主演の映画『座頭市 THE LAST』は、全国238館での公開で、土日2日間成績は動員6万9,184人、興収は8,512万8,400円という結果となった。
7位は市原隼人主演の映画『ボックス!』が2ランクダウン。8位は公開7週目の映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』がワンランクダウン。しかし、6月4日には前編のDVDが発売予定となっており、相乗効果で再浮上なるか、来週のランキングにも注目である。そして9位は『グリーン・ゾーン』が5ランクダウン、10位は『名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)』が4ランクダウンとなった。公開6週目の『劇場版銀魂 新訳紅桜篇』は11位と、惜しくもベストテン圏外に落ちてしまった。
今週末は『セックス・アンド・ザ・シティ2』『マイ・ブラザー』『孤高のメス』『告白』『リアル鬼ごっこ2』『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超電王トリロジー/EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル』『シーサイドモーテル』など話題作が多く公開される予定となっている。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)