ジャルジャル、初主演映画の思い出は「のりピー事件」!?『ヒーローショー』追加舞台あいさつ
人気お笑いコンビ・ジャルジャルの後藤淳平と福徳秀介が5日、東京・角川シネマ新宿で行われた主演映画『ヒーローショー』(井筒和幸監督)の追加舞台あいさつに登壇した。本作は先月29日より全国約100スクリーンで好評公開中だ。
この日は、ジャルジャルの2人が客席からの質問に答える「Q&Aコーナー」が設けられ、多くの女性ファンが一斉に挙手。しかし「撮影中の楽しかった思い出は?」の問いに、2人とも「キツイ思い出しかない。楽しいことあったはずなのに……」と口をそろえ、千葉県から来たファンに、ロケ地の千葉県・勝浦の印象を聞かれると、福徳が「当時はのりピーさんの事件でにぎわっていた。その印象しかない」と少々さみしい返答。やはり、厳しい演出で知られる井筒組のハードさに、撮影以外の記憶はほとんど飛んでしまったようだ。
苦労の末に完成した本作も、公開から1週間。周囲からはさまざまな反応があるといい、特に先輩芸人の品川庄司・品川祐は自身のブログで後藤の演技を絶賛しているとか。当然、福徳にしてみると「えっ、後藤だけ?」と納得いかない様子だが、「うちの母親はもう3回も劇場に足を運んでくれた」とうれしそうな表情を見せた。
『ヒーローショー』はある女性をめぐる抗争に巻き込まれた芸人志望のフリーター(福徳)と自衛隊上がりの配管工(後藤)の衝突を軸に、現代を生きる若者の葛藤(かっとう)と閉塞感をリアルに描いた青春ストーリー。『パッチギ!』の井筒監督の約3年ぶりの新作で、過激な暴力描写を理由にR15+(15歳未満は鑑賞不可)に指定されている。
映画『ヒーローショー』は全国公開中