『007』が無期限延期となったサム・メンデス監督、『チャーリーとチョコレート工場』のミュージカル版の監督に決定!
『007』シリーズ23作目の制作が無期限延期となってしまったサム・メンデス監督が、今度は映画『チャーリーとチョコレート工場』のミュージカル版の監督と、新作映画『オン・チェシル・ビーチ / On Chesil Beach』(原題)の映画化を企画していることがわかった。
サム・メンデス監督の前作『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』
映画『チャーリーとチョコレート工場』は、ロアルド・ダールの児童小説「チョコレート工場の秘密」をティム・バートン監督が映画化し、ジョニー・デップが主演したことで話題となった。メンデス監督が手掛けるというミュージカル版は、2011年ロンドンのクリスマスシーズンに公演され、その後ニューヨークでも公演される予定だという。音楽は、『ヘアスプレー』をミュージカル版、映画版共に手掛けたマーク・シェイマンとスコット・ウィットマンのコンビが担当することになっている。
メンデス監督は、そのミュージカルを手掛ける前に、映画『つぐない』の原作者イアン・マキューアンの小説「初夜」の映画化作品『オン・チェシル・ビーチ / On Chesil Beach』でメガホンを取ると言われており、現在、その準備段階に入っているそうだ。
イアン・マキューアンの小説「初夜」は、1960年代の英国が舞台。取り戻すことができない愛を見事に描いた恋愛小説だ。主演には、映画『17歳の肖像』のキャリー・マリガンの名前が挙がっていて、脚本は、原作者のイアン・マキューアンが手掛けると報じられている。
メンデス監督は、ロバート・ダウニー・Jrとタッグを組んで、映画『オズの魔法使い』をモチーフにした映画『オズ・ザ・グレート・アンド・パワフル』(原題)を制作すると言われていたが、これは降板したという。一方、『007』シリーズ23作目を抱えるMGMは、その新たな配給権の獲得候補に、ワーナー・ブラザーズ、20世紀フォックス、ライオンズゲートを挙げているというが、配給会社が決まるメドはまだ立っていないそうだ。