奥田瑛二が受賞したモントリオール世界映画祭に、映画『トロッコ』の正式出品が決定!
芥川龍之介の同名短編小説をモチーフにした現在公開中の映画『トロッコ』が、第34回モントリオール世界映画祭へ正式出品されることが決定した。
モントリオール世界映画祭は、カンヌ・ベネチア・ベルリンの世界3大映画祭に次ぐ北米最大級の映画祭。過去には奥田瑛二監督の映画『長い散歩』や、映画『おくりびと』がグランプリを受賞し、根岸吉太郎監督作映画『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~』でも最優秀監督賞を受賞。日本映画が世界で知名度を上げるきっかけとなった映画祭だ。
このたび映画『トロッコ』が、8月26日より開催される第34回モントリオール世界映画祭・新人コンペティション部門に正式出品されることが決定した。本作の川口浩史監督は、奥田瑛二や篠田正浩、行定勲といったそうそうたる監督たちの助監督を務めた経歴の持ち主で、今回見事受賞となれば師弟で賞を受賞という快挙になり、さらなる注目を浴びることは必至だ。
『トロッコ』は、小学生の敦(原田賢人)が急死した父親の遺灰を届けるために祖父母のいる台湾の小さな村に訪れてひと夏を過ごし、家族の絆を取り戻していくノスタルジックなヒューマン・ストーリー。本作が監督デビューとなる川口浩史がメガホンを取り、映画『殯(もがり)の森』の尾野真千子を主演に迎える。
映画『トロッコ』はシネスイッチ銀座ほかにて公開中