クリス・ロック、オバマ大統領は「かっこよすぎてジョークにならない」
ステージでは歯に衣着せぬ物言いで笑いを誘い、2005年にはオスカー授賞式でも司会を務めたクリス・ロックが、アメリカのオバマ大統領について「かっこよすぎてジョークにならない」と語った。
新作映画『デス・アット・ア・フューネラル』(原題)の宣伝活動をロンドンで行っていたクリスは、BBCのインタビューでオバマ大統領について「以前にも増してフェアな仕事をしている。彼はすごくいい男だから、今でもジョークにするのは至難の業だ」とコメント。クリスは2008年にイギリスでパフォーマンスを行った際、当時、大統領選挙に出馬していたオバマ氏をネタに、「彼はすごく若く見えるよね。彼を見るたびに、彼はいつニュー・エディション(1980年代に活躍したボビー・ブラウン参加のキッズ・アイドルグループ)に戻るんだい? って聞きたくなっちゃうんだ」などとジョークにしていたが、大統領選ではオバマ氏の熱烈なサポーターでもあった。
そんなオバマ氏もアメリカの大統領となって2年。クリスは改めて、「大統領っていうのは大抵クールじゃない。でも彼の場合は、どこにいてもその場で一番クールな男だ。オバマ大統領をジョークにするのは、ブラッド・ピットをジョークにするようなもんさ。『君の奥さん、いい女だね』って……ジョークにならないだろう?」と若く活動的なオバマ大統領をネタにする難しさを語った。