桃井かおり、若き日の武田鉄矢にイラッ!「ホメられて図に乗る人、許せなかった」とぶっちゃけ!!
映画『イエロー・ハンカチーフ』の特別試写会が22日、東京・スペースFS汐留で行われ、本作のオリジナルにあたる映画『幸福の黄色いハンカチ』の山田洋次監督と出演者の桃井かおりが、撮影当時のエピソードを語った。
桃井は今でも山田監督と会うと緊張してしまうといい、「今日はちょっといつもと違う桃井。気にしないでください」とあいさつ。自分が演じたヒロインの名前を「まゆみ」と間違えてしまい、山田監督から「いや、朱実(あけみ)でしょ」とツッコミが入るなど、やはり緊張している様子だった。
とはいえ、そこは大女優の桃井。すぐにいつものペースを取り戻し、共演者の武田鉄矢の話題になると「わたしが50数回NGを出して悩んでいるときに、『いい日もあるから』ってなぐさめられた。自分の調子がいいからって、本当に腹が立った」と怒り爆発!? 「(山田監督に)ほめられてあんなに図に乗る人、許せなかった」とぶっちゃけて、場内を大いに沸かせた。
そんな桃井は今回、オリジナルキャスト代表として映画『イエロー・ハンカチーフ』にも特別出演を果たした。撮影現場のスタッフは皆、オリジナルに対する敬意を抱いていたといい、桃井本人も「こんなにいい扱いを受けていいのっていうくらい大切にされた」とコメント。かつて出演したハリウッド映画『SAYURI』を引き合いに、「あのときは、そんないい扱いを受けなかった」と再びぶっちゃけ。最後は「わたしの中で映画『幸福の黄色いハンカチ』は、とても重要な作品。(今回のリメイクで)改めて名作は不滅だと実感した」と胸を張っていた。
『イエロー・ハンカチーフ』は、日本アカデミー賞主要6部門を独占した映画『幸福の黄色いハンカチ』のハリウッドリメイク作。6年の刑期を終えたばかりの中年男ブレッド(ウィリアム・ハート)が、偶然出会ったドライブ旅行中の若い男女(クリステン・スチュワート、エディ・レッドメイン)とともに、妻の気持ちを確かめるためにニューオリンズを目指す感動のヒューマンドラマ。
映画『イエロー・ハンカチーフ』は6月26日より全国公開