トム・クルーズを責めないで!興行成績の悪さはポスターの責任と米20世紀FOXは異例のスター擁護
トム・クルーズの最新映画『ナイト&デイ』の興行成績の悪さは、トムのせいではなく、自分たちに責任があると映画会社が異例のコメントをしている。
同映画はトムとキャメロン・ディアスが再共演した映画だが、先週末のオープニング興行収入は2050万ドル(約18億4,500万円 / 1ドル=90円計算)と、トムの映画のオープニングとしては過去20年で最低の数字となっている。これに対しメディアや批評家たちは、トムのカリスマ性にかげりが出てきた、人気が落ちてきたなどと書き立てたが、そこに助っ人が現れた。
20世紀FOXのマーケティング責任者がトムのせいではないとインタビューで擁護したのだ。「トムではなく僕を責めてくれ。この映画はフォーカス・グループを使って何度も調査をしたけど、主役のスター性に問題があるという結果は一度も出ていない。トムには何の問題もない。すべて僕の責任だ。でも、映画の興行収入が1億ドル(約90億円 / 1ドル=90円計算)に達しても僕のおかげだと言ってもらいたいね」とロサンゼルス・タイムズ紙にコメントしている。
映画会社のマーケティング責任者が責められてもしかたがないと思っているのは、映画の宣伝用ポスターに原因があるらしい。この映画のポスターは2人の人物を黒のシルエットで描いたもので、トムとキャメロンの顔は出ていないのだ。「大人の映画というイメージを前面に出して『北北西に進路をとれ』のような感じにしたかった」とのこと。トムたちを隠そうとしたわけではなく、ありきたりのポスターになるのを避けようとして裏目にでてしまったようだ。