一時は上映中止になった『ザ・コーヴ』、今日から全国で公開 横浜では無事上映
日本のイルカ漁を描いた映画『ザ・コーヴ』が度重なる抗議活動や街宣予告を受け、一時は上映中止に追い込まれたが本日7月3日、渋谷、横浜をはじめ全国6か所で上映が開始された。上映館の一つ横浜ニューテアトルの朝10:00からの回では、特にトラブルもなく無事上映を終えた。
この日、配給では映画館に自主警備を配置、10:00~の上映回には劇場前に報道陣が殺到したが、街宣や抗議活動などはなく、無事上映が開始された。横浜ニューテアトルの支配人長谷川喜行氏が「度重なる抗議の街宣活動がありましたが、お客様の安全を第一に考え、準備をした結果、本日、初日を迎えることができました。より多くの方に観ていただけましたら幸いです」とあいさつをすると場内からは拍手が沸き起こった。
配給会社アンプラグドは「映画の内容については、公開前から賛否両論がありましたが、上映自体については、さまざまな方々にご支援いただきました。日本での公開が実現できたこと、上映を支えていただいた皆様に感謝しております」とコメントを公表した。
今日、7月3日は横浜・横浜ニューテアトル、京都・京都シネマなど全国6館で上映されることが予定されている。そのほか日にちは未定だが名古屋など全国順次16館で公開される。今後も状況次第で警備を継続していく。
本作の内容には賛否両論あるが、それを論ずるにはまず観ないことにははじまらない。
映画『ザ・コーヴ』は7月3日より東京・シアター・イメージフォーラムほかにて公開