メグ・ライアンとダスティン・ホフマン、エルサレム映画祭への出席を取りやめ
メグ・ライアンとダスティン・ホフマンが、イスラエルの支配都市・エルサレムで7月8日から開催されているエルサレム映画祭への出席を取りやめたことがわかった。
エルサレム・ポストが伝えたところによると、メグとダスティンが急に出席をキャンセルしたのは、5月にイスラエル軍がパレスチナ自治区ガザへの国際支援船団を急襲しトルコ人乗船者9人が死亡した事件を受けた決断、とのこと。メグもダスティンも、直接この事件に対するイスラエルへの批判を示したわけではないが、会場のひとつとなっている劇場、エルサレム・シネマテークの共同監督は、映画祭欠席の理由は「明らかにこの事件が理由だ」とコメント。「メグからは、船の襲撃事件の1日後にメールが届き、出席しないと言ってきた。忙しすぎるから、という理由だったが、どう考えてもこの事件が理由に思える。ダスティンも、ほぼ出席してくれる約束を取り付けるところだったのに、事件が起きたら連絡が途絶えてしまった」と語っている。
エルサレム映画祭は1984年から毎年1回開催されている。主催者側は「我々はイスラエルとパレスチナの映画制作者を共に援助し、両者の協力を支える役割も担っている」と、映画祭が対立する両者の架け橋になっているとも語っている。