豊川悦司、池脇との入浴シーンの感想を求められ「早く終わんねぇかな」?
俳優の豊川悦司が10日、東京・有楽町の丸の内TOEIで行われた主演映画『必死剣 鳥刺し』の初日舞台あいさつに、共演の池脇千鶴、村上淳、主題歌を歌うalanと共に登壇。苦労の多かった撮影を振り返り、「早く終わんねぇかなと思った」と4回も発言し、客席を笑いに包んだ。
豊川はまず、クライマックス15分に用意された壮絶な殺陣のシーンを振り返り、「リハも含めて1週間くらい掛かった。本当に大変で、早く終わんねぇかなって(笑)」とポツリ。一方、じっと動かず瞑想(めいそう)にふけるといった静かな場面も多かったといい、やはり「早く終わんねぇかなと思った」とぶっちゃけ、池脇との入浴シーンについては「寒かったので……早く終わんねぇかなと」ともはやお約束のようにコメント。この日は最終的に4回も「早く終わんねぇかな」と口にし、撮影のハードさを改めて実感している様子だった。
また、司会者が池脇とのラブシーンについて執ように質問すると、「もっと見どころたくさんあるはず……」と思わず苦笑する一幕も。メガホンを取った平山秀幸監督からは、ラブシーンについて「お任せ」の指示が出たそうで「現場ではジタバタしていました」と相手役の池脇を前に、少し照れた表情も見せていた。
『必死剣 鳥刺し』は、藤沢周平の「隠し剣シリーズ」の一編を豊川主演で映画化した重厚な時代劇。海坂藩士で、剣の達人である兼見三左エ門が、覚悟の上で藩政に悪影響を及ぼす藩主の妾(めかけ)を刺し殺したがゆえ、権力者の陰謀にさらされる姿を描く。豊川が主人公の三左エ門、池脇が三左エ門の亡妻の姪で、三左エ門に思いを寄せるヒロイン里尾を演じている。
映画『必死剣 鳥刺し』は全国公開中