吹石一恵、涼しげなドレスで『ゲゲゲの女房』舞台あいさつに登場!「避けてた」発言にクドカンショック!
映画『ゲゲゲの女房』の完成披露試写会が21日、第32回ぴあフィルムフェスティバル開催中の東京国立近代美術館フィルムセンターで行われ、吹石一恵、宮藤官九郎、そして鈴木卓爾監督が舞台あいさつに登壇した。
お見合いから5日後に結婚し、当時無名だった水木しげるを支え続けた妻・布枝の同名自伝を原作に、水木が有名漫画家になるまでの夫婦の軌跡を描いた本作。今年は水木の米寿(88歳)に加えて、創作活動60周年を祝すメモリアルイヤー。すでに松下奈緒と向井理がダブル主演するNHK朝の連続テレビ小説が高視聴率を記録しており、こちらの映画版も大きな盛り上がりを見せようとしている。
主人公・布枝を演じた吹石は、猛暑を吹き飛ばすような涼しげな色使いのドレスで登場。宮藤演じる夫・茂とは出会ってすぐに結婚するという設定ゆえ、「必要以上に会わないようにしていました。慣れすぎてはいけないなと思って」とコメント。しかし、そんな吹石の思いをよそに、宮藤は「結構会っていたつもり。今、初めて知りました(笑)」と驚いていた。
そんな宮藤は撮影に入る前、役作りのために水木本人と対面。「終始、『映画って儲からないだろう』っておっしゃっていて、本当にお金にシビアな方だと思った。そこが一番参考になった」と暴露し、会場を盛り上げた。
『ゲゲゲの女房』は昭和の貧しい時代を舞台に、お見合いからわずか5日で無名の漫画家・茂(宮藤)と結婚した妻・布枝(吹石)が、極貧生活や夫が描く不気味な漫画に戸惑いつつも、「いつかきっと努力は報われる」と夫を支え続ける凛(りん)とした姿を通して、普遍的な夫婦愛を描く。「墓場鬼太郎」「悪魔くん」といった名作の原画がアニメーションになるなど、ファン必見の演出も見せ場になっている。
映画『ゲゲゲの女房』は11月、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開