『愛と誠』で共演の西城秀樹、早乙女愛さん訃報を受け「清純さと強さを兼ね備えた人、残念でなりません」
7月20日、多臓器不全によりシアトルのワシントン大学病院で亡くなった早乙女愛さんの訃報を受けて、彼女のデビュー作で共演した西城秀樹が追悼コメントを発表した。
早乙女愛さんは、11日に体調不良で入院。治療をしていたが、容態が急変し、20日に息を引き取った。51歳だった。週刊少年マガジンで連載された梶原一騎の同名漫画を映画化した映画『愛と誠』で、主演の西城の相手役として、4万人のオーディションを勝ち抜き、映画デビューした早乙女愛さん。彼女の芸名も、この役名から取ったものだった。
西城は、「突然の訃報に驚いております。1974年、彼女のデビュー作となった『愛と誠』の、早乙女愛役のオーディションのとき、初対面の彼女を見て、劇画からそのまま抜け出してきたような存在感に驚いたのを、今でも鮮明に覚えています。清純さと強さを兼ね備えた数少ない女優さんでした。もう何年もお会いしておりませんでしたが、残念でなりません。心よりご冥福をお祈りいたします」とコメントを発表した。
早乙女さんは、『愛と誠』のほか、山城新伍が監督を務めた映画『女猫』で、セクシーな演技にも挑戦し、話題に。しかし女優業は出産を機に引退。8年前からシアトル近郊に居を構え、充実した家庭生活を送っていたという。
早乙女さんの所属事務所は、「女優を引退して10年を超え、また、日本を離れての生活も長きにわたっておりますので、ご遺族の意向もあり、このような形でのお知らせとなりましたこと、何卒ご容赦ください」とコメント。葬儀はすでに23日現地にて、近親者のみで密葬にて執り行った。