極秘披露宴を行ったばかりの市村正親、篠原涼子との結婚生活は、かかあ天下希望!?
9月に開催予定の第67回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門への出品が決まった映画『十三人の刺客』の完成披露試写会が17日、有楽町の東京国際フォーラムで行われ、役所広司、山田孝之、伊勢谷友介、沢村一樹、古田新太、六角精児、波岡一喜、石垣佑磨、近藤公園、窪田正孝、伊原剛志、松方弘樹、稲垣吾郎、市村正親、三池崇史監督と総勢15名の男たちが登壇し、満員の観客からは大きな歓声が沸き起こっていた。
14日に女優の篠原涼子と極秘披露宴を行ったばかりの市村は、心なしか笑顔も晴れ晴れ。15人の男たちで登場するや「男まつりへようこそ!」とトークも軽快。そんな市村にとっては、本作が時代劇初挑戦ということで、「役所さんと一騎打ちをするシーンがあるんですが、こういう形で彼と対峙(たいじ)できるのは俳優人生において貴重な一ページです」と感慨深い様子。さらに会場に集まった女性に向かって、「男性よりも女性の方が強い世の中です。この映画を観て、ますます男っぽく生きていってくださったら、いい世の中になると思います」と篠原との結婚生活において、かかあ天下志望!? と思わせるようなコメントで会場を沸かせていた。
山田や稲垣といった人気者が登壇した舞台に会場は大声援。そんな状況に稲垣が「ホストクラブ『十三人の刺客』へようこそ」とちゃかすと、エロ男爵こと沢村が「今日は僕のためにこんなに集まっていただいてありがとうございます。皆さんのパワーを存分に吸い取って帰ります」とホストトークで会場の女性たちをメロメロにしていた。
そんな迫力のある男たちの中で、初々しさを放っていたのが、NHK朝のテレビ小説「ゲゲゲの女房」でアシスタント倉田役を演じていた窪田だ。「22歳です。今の時代、人のために命をささげて、何かに打ち込むことができる人がどれくらいいるんだろうと考えさせられる映画でした。これだけの素晴らしい俳優さんたちと一緒にこの場に立たせてもらえて光栄です」と緊張気味のあいさつをすると会場からは大きな拍手が。新人からベテランまで、個性豊かな男たちの競演に、会場の女性たちもうっとりと満足げな表情だった。
本作は、実録タッチの集団抗争時代劇の金字塔、工藤栄一監督の1963年公開の傑作『十三人の刺客』をリメイクした時代劇エンターテインメント巨編。江戸幕府史上最悪の暴君を暗殺するため、13人の刺客たちが命を懸けた一世一代の戦いを挑む。ラスト50分の壮絶な死闘はまさに手に汗握る迫力だ。
映画『十三人の刺客』は9月25日より全国東宝系にて公開