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田中裕子、「結婚したかった…」のアプローチに「超うれしい」

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周(左)に求婚!?された田中裕子(右)
周(左)に求婚!?された田中裕子(右)

 31日、渋谷のNHK放送センターで、日中共同制作ドラマ「蒼穹の昴」(そうきゅうのすばる)の来日記者会見が行なわれ、日本からは西太后を演じた女優の田中裕子と原作者の浅田次郎、中国から俳優の周一囲張博、そして監督の汪俊が登壇した。

 物語の舞台は、清朝末期の中国。中国三大悪女の一人とまでいわれたすべての権力を握る西太后にスポットを当て、彼女を中心に三人の若者が権謀(けんぼう)術数や愛や悲しみといった情が渦まく紫禁城を舞台に繰り広げられる壮大な歴史大河ドラマ。

 会見で早速、撮影で大変だったことを質問された田中は、「やはり言葉が通じなかったこと。相手のせりふで何を言っているのかはもちろん、終わったタイミングもつかめなくて最初は不安だったが、そのうち相手の目や息づかいに深く注意しながら演じ、言葉を超えて何かが通じ合った瞬間を感じることができたのは良かった」と語り、汪監督も言葉の問題が最初に立ちはだかったことを挙げ、「『カット!』というタイミングさえ最初はわかりませんでした。でも1週間くらいたつとしぐさや動き、目線でわかるようになってきて言葉の問題は早く解決しました」と晴れ晴れした様子で語った。

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 また、田中との共演の感想を求められた周と張は、「田中さんとのシーンが実は2シーンしかなくて残念。でも見ていてとてもかわいらしい人だと思った。数十年前だったら結婚したかった」と梁文秀を演じた周は真っすぐな瞳で本気ともとれるコメントを発した。張は「僕は田中さんが演じる西太后のおい(光緒帝)を演じたので、田中さんとの絡みが多いうちの一人。田中さんは地に足の着いた西太后とは正反対の人。言葉はあまり通じないけれど心はきちんと通じました。さっき結婚の話が出たけれどその権利があるのはまず僕ですよね?」とコメントし、会場は笑いに包まれた。二人からの熱烈なアプローチを受けた田中は、「何十年前にでも戻れたらいいのに。超うれしい」と笑い、田中の少女のようなかわいらしい一面が垣間見ることができたひとときだった。

 最後に原作者の浅田から、出来上がった作品に対して「色彩感覚が素晴らしい。日本の時代劇は色がとても少ないことが特徴でそれが日本人の美徳とされてきた。中国と日本を比較して観ても新しい発見があるはず」と作家らしい視点から作品の見方を提示した。

 「蒼穹の昴」は浅田原作の歴史小説で、清朝末期以降の中国をを描いたシリーズ第1作。シリーズは累計300万部を誇る大ベストセラー。長い間、ドラマ化が待望されていたが、舞台がすべて清朝末期の中国であることから日本での実現は難しいとされていたが、今回、日中双方のプロダクションが協力することでドラマ化が実現した。字幕版は今年1月から7月までBShiで放映されていたが、今回は吹き替え版で放映される。

日中共同制作ドラマ「蒼穹の昴」はNHK総合テレビで9月26日より毎週日曜夜11時スタート(全25回・初回のみ45分)

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