東山紀之、3年ぶりの映画主演決定!鍛え上げられた肉体に監督大絶賛!藤沢周平原作『小川の辺』
少年隊の東山紀之が、2008年公開の映画『山桜』に続き篠原哲雄監督とタッグを組み、藤沢周平原作の映画『小川の辺』で主演を務めることがわかった。本作は、2011年初夏の公開を予定している。『小川の辺』は、藤沢周平の著書「海坂藩大全」「闇の穴」に所収されている同名短編小説を原作に、東山とは映画『山桜』以来2度目のタッグとなる篠原監督が、製作陣と共に映画化を切望して実現した作品。藤沢原作の作品は今年だけでも映画『花のあと』『必死剣 鳥刺し』の二本が公開されており、また新たな藤沢時代劇の幕が開くことになる。
現代人にも通じる兄弟の情愛と男女の恋愛を描く本作で、東山は藩から上意討ちの命を受け、妹の夫を斬らなくてはならない男・戌井朔之助を演じる。腹筋1日1,000回、1か月間のランニング距離は100キロで1日も欠かしたことがないという東山の肉体は、本作のためにわざわざ鍛錬を積む必要がなく、殺陣や時代劇の所作もこなせると、監督をはじめ製作陣は絶賛。東山は本作について、魂を揺さぶられる作品にめぐり合えたといい、「岐路に立たされた人はどんな選択を迫られるのか。絆、葛藤、そして本当の優しさとは何か。藤沢文学はいつも考えさせてくれます。そんな主人公を精一杯演じさせて頂きます」とコメントを発表。一方の監督は、「前作を上回る立ち回り、そして役づくりにおいても人間的葛藤を沢山見せていただくことになるかと思います。躍動感のある時代劇活劇、人間劇を共につくりあげていきたいと思っています」と東山と一緒に作品を作り上げる決意を表した。
共演は、東山演じる朔之助が討たなければならないライバル・佐久間森衛を片岡愛之助、朔之助の妹に思いを寄せる新蔵を映画『シュアリー・サムデイ』の勝地涼が演じ、そのほか笹野高史、西岡徳馬、藤竜也、尾野真千子、松原智恵子など実力派俳優が顔をそろえる。侍のおきてに従う者の苦悩、身分違いの恋に身悶えする若者、その二人の男の前にりんと立つ一人の女性、3人の運命はいかに!? 今から公開が楽しみだ。
映画『小川の辺』は2011年初夏公開予定