究極の悪女・堀北真希、解禁!「わたしはいつも夜だった」と不気味な表情ですごむ
女優・堀北真希が初の悪女役に挑み話題となっている映画『白夜行』から、作品の世界観を実感できる最新映像が4日、公開された。今回公開された特報映像からは、初めての悪女役とは思えないほどすごみのある堀北の演技を垣間見ることができる。
「わたしはいつも夜だった」と堀北のかすれた声から始まる映像は、本作の重厚さを感じる迫力の映像を音楽があおり、観る者を引き付ける。途中で一瞬映る堀北のドスがきいた表情が何とも不気味で、女優としてのすごみも感じさせる。「観た人の胸に突き刺さるような女性になるように演じたい」と堀北は本作への意気込みを語っており、清楚(せいそ)で優等生的なイメージのある彼女だが、本作でまさに新境地を切り開いたと言えるだろう。
『白夜行』は、累計183万部以上を売り上げた東野圭吾の同名原作を映画化。過去には舞台化や、綾瀬はるかと山田孝之主演でドラマ化されたことも記憶に新しい。本作で堀北は主演の唐沢雪穂役を務め、昭和55年に起こった殺人事件をきっかけに、その美ぼうの裏側で底辺からのし上がるために自分の手を汚さずに周囲の人間を不幸に陥れる、究極の悪女を演じている。雪穂と運命を共にする幼なじみの桐原亮司役には、現在開催中の第67回ヴェネチア国際映画祭で称賛を集めた話題作映画『ノルウェイの森』にも出演している若手実力派俳優の高良健吾が迎えられた。
そして、二人の幼少期の殺人事件を担当し、事件解決と共に成長を見守る刑事役に船越英一郎、監督は、映画『60歳のラブレター』で日本中の涙を誘った33歳の若手監督・深川栄洋が務める。映像中で「わたしは知らない」とつぶやく雪穂(堀北)の真意とは一体何なのか!? また、人は愛だけを頼りにこんなにも残酷になれるのか? と問う本作に、公開前からおのずと期待が高まってくる。
映画『白夜行』は2011年1月29日より全国公開