中川翔子、初の自伝でつらい過去を赤裸々告白 「きもい」と言われたイジメ体験も!
少女マンガ誌「なかよし」で連載され、今年7月に書籍化された「中川翔子物語 ~空色デイズ~」の握手会イベントが5日に講談社で行われ、中川翔子が現在からは想像もつかないつらい過去を振り返りながら、自伝に込めた思いを語った。
自分の半生が「なかよし」でマンガになると最初に聞いたとき、中川は「ギョエー! と叫びながら何回転もしました。こんなにうれしいことないですね」と大興奮したことを告白。「わたしは初めて買った雑誌が『なかよし』。ずっと買ってたし、セーラームーンなど『なかよし』は脳みそを形成したマンガがあるので衝撃的でした」と、「なかよし」がアニヲタしょこたんの原点であることを明かした。
今でこそマルチタレントとして大活躍中の中川だが、過去にイジメにあっていたことや父の死に直面したことなど、自伝には本人の希望でつらい過去も赤裸々に描かれている。その一例として中学時代、修学旅行で絵を描いていたら「絵なんか描いてんじゃねえよ、きもいな!」と言われたり、友達がいないため休み時間に1人でいることを悟られないよう、ロッカーで教科書を入れ替えて忙しいふりをしていたりなど、中川は現在からは想像もつかないエピソードを告白して報道陣を驚かせた。
しかし、今ではつらい過去も前向きに受け入れられるそうで、「ネガティブな日もポジティブな日も、未来につながると分かった。(イジメは)一生忘れないが、好きなことをして何が悪いと今は思う。きもいとか変とか言われたりしても、一生ってその毎日しかないので、好きなことをしていきたい」と笑顔で語った。また、自伝を読んだ「なかよし」の読者からも、「友達ができない」など相談のハガキが届くそうで、「世代は違っても、悩みや壁に当たる瞬間は一緒。自分も迷いながらだが、悩んだからこそ見つかることもある」とエールを送り、さらには「小学5年生の子が、彼氏と別れようと思ってますと相談してきたりして、逆にこっちが相談したいくらい(笑)」と報道陣を笑わせることも忘れなかった。
最後はファンに向けて、「思ったこと、悲しかったこと、うれしかったこと、感動したこと、あらゆる思いが凝縮してマンガに詰まっています。繰り返し読んで、人生のいろんな瞬間に思い出してほしい。人生は3万日しかないので、貪欲に生きないとギザもったいない。貪欲に生きましょう!」と中川らしいメッセージで締めくくった。
「中川翔子物語 ~空色デイズ~」は講談社より発売中