ジョン・トラヴォルタ、恐喝事件のやり直し裁判を取り下げ
ジョン・トラヴォルタが、2009年1月にバハマで亡くなった息子ジェットさんの死をめぐり恐喝を受けていた事件で、裁判を取り下げる決断をした。
ジョン・トラヴォルタ出演映画『サブウェイ123 激突』場面写真
この事件は、2009年1月に休暇先のバハマで長男のジェットさんが亡くなった際、救急隊員だったタリノ・ライトボーンと、彼の弁護士でバハマの元上院議員プレゼント・ブリッジウォーターが、ジェットさんの死についてジョンが原因であるとメディアに流されたくなかったら2500万ドル(約21億円)を支払うよう恐喝した事件。裁判にはジョンも出席して証言したが、10月、審理中に判決の情報が流出し裁判が無効となってしまった。やり直し裁判は間もなく開かれることになっていたが、検察側はジョンがこの裁判を取り下げたいと希望しており、「一家はこの事件によって耐えがたいストレスと痛みを背負うことになった。すべてを過去のものにしたいと望んでいる」と発表した。これに関し、ジョンはAP通信に声明を発表し、長く中途半端になっていたこの事件が「精神的に重くのしかかっていた」と告白。「考えた結果、再び裁判で証言するためにバハマへ戻るようなことはしないほうが、家族のためにいいと結論した」と語っている。
息子の死という悲劇を体験したトラヴォルタ一家だが、ジョンと妻のケリー・プレストンには間もなく新しい男児が生まれることもあり、過去ではなく未来へと目を向けたいと考えたのかもしれない。