ウディ・アレンの新作に出演したフランス大統領夫人カーラ・ブルーニのシーンを、すべて別の女優で撮り直し?
ウディ・アレンの新作『ミッドナイト・イン・パリス / Midnight in Paris』(原題)に出演したフランス大統領夫人カーラ・ブルーニのシーンを、すべて別の女優で撮り直していることがMovieweb.comによって明らかになった。
これは今年の7月、同作にカメオ出演したカーラ・ブルーニは、パン屋に台詞なしで出入りするシーンや、小さなブーケを真剣な眼差しで運んでいるシーンなどを撮影したが、その彼女が出演したシーンを映画『ロビン・フッド』、『イングロリアス・バスターズ』に出演していたフランス女優レア・セドゥーが代役ではなく、あくまでフランス大統領夫人という地位を懸念して、何らかの理由で撮影したシーンを公開できなくなった時のために、新たに再撮影する決断をしたようだ。
この作品は、来年のカンヌ国際映画祭でプレミアされることになっているが、今のところはどちらを使うことになるか、当日になるまでわからないと同作の広報がコメントを残している。
ただ、これまで現大統領夫人が映画に出演することが異例だったために、全てのシーンを使用できるのなら、そうしてもらいたいものだ。共演者には、オーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ、レイチェル・マクアダムス、マリオン・コティヤール、キャシー・ベイツ等など豪華なキャストが参加している。