ホームレスが販売する雑誌ビッグイシュー日本版創刊7周年記念「希望映画祭」開催!
ホームレスが販売する雑誌「ビッグイシュー日本版」の創刊7周年を記念して、ホームレスが主人公のドキュメンタリー映画など全9作品を上映する「貧困を超えよう!『希望映画祭』」が開催される。ビッグイシューは、ホームレスの社会復帰を目的に世界で販売されている雑誌だ。
「貧困を超えよう!『希望映画祭』」では映画上映に加えて、多彩なトークゲストも予定しており、貧困、そして希望について考える機会となっている。上映される作品は、トライベッカ映画祭で観客賞を受賞した、ホームレスが主人公のドキュメンタリー映画『ミリキタニの猫』をはじめ、文化庁映画賞文化記録映画優秀賞など多数の賞を受賞しているドキュメンタリー映画監督、鎌仲ひとみの映画『ヒバクシャ 世界の終わりに』『六ヶ所村ラプソディー』。鎌仲監督の作品は、来年春公開予定の新作映画『ミツバチの羽音と地球の回転』も特別に上映されることが決まっている。
そのほか、幼児売春や人身売買をテーマとした阪本順治監督の映画『闇の子供たち』や、サッカー各国代表のホームレスが世界一を懸けて戦う姿を追ったドキュメンタリー映画『ホームレス・ワールドカップ』など、全9作品が5日間にわたって上映される。景気や雇用の問題が不安定な現代において、決して人ごとではない貧困。映画祭に併せて展覧会も行われているので、この機会にしっかりと見つめてみるのもいいだろう。
「貧困を超えよう!『希望映画祭』」は9月11日から9月16日まで渋谷UPLINK FACTORYで開催(9月12日は除く)、関連展示『世界に広がる社会的企業・ビッグイシュー展』は9月13日まで渋谷UPLINK GALLERYにて開催中