「ゴシップ・ガール」ブレイク・ライヴリーのセックスシーンにベン・アフレックが動揺したことを告白!【トロント映画祭】
『ゴーン・ベイビー・ゴーン』でその監督としての才能を世界に知らしめたベン・アフレックの新作『THE TOWN』(原題)がトロント映画祭で上映される。
なんと、ベン・アフレックが、監督、脚本、そして主演まで務めたこの作品には、現在話題の俳優達が集結。今年のアカデミー賞で、『アバター』の代わりに、オスカーをかっさらった作品『ハートロッカー』に主演したジェレミー・レナーに始まり、ウディ・アレンの『それでも恋するバルセロナ』で、スカーレット・ヨハンソンと共演したレベッカ・ホール。さらに、先日行われたエミー賞で「Glee」に続くノミネーションを受け、ドラマ部門で見事エミーを獲得したアメリカ大人気テレビ番組「マッドメン」で主演を演じるジョン・ハムが顔合わせという、素晴らしいアンサンブル作だ。しかも、ベンが声を掛けたら、全員が即答でイエスと言ってくれたという。「これだけのメンツを集めておけば、自分の演技がうまくいかなかったら、ほかの役者にカット割りすればいいとわかっていたから(笑)」とアフレックは記者会見で語った。
そのキャストの中でも、アメリカの人気テレビドラマ「ゴシップ・ガール」では、パリス・ヒルトンばりのニューヨークのお嬢様を演じているブレイク・ライヴリーがそれとは真逆の役柄が演じて話題になっている。ベン・アフレック演じる主人公のガール・フレンドにして、シングル・マザー。しかも、ボストン郊外の最も貧しい地域で育った役を演じるのだ。ブレイクは「チャールズタウンに実際行って役作りをした」と明かした。
彼女のキャストについてアフレックは「本当は、年を取った、魅力的ではない女優をキャストしようと思っていたんだ」と語る。「でも彼女の『50歳の恋愛白書』を観て、その演技が気に入って、お願いしたら、すぐにやると言ってくれた」そうだ。彼女は、セットでも常に落ち着いていて、「実はあのシーン(セックスをするシーン)では、僕は動揺していたのに、彼女はすごく慣れていたし、大人で全然落ち着いていた(笑)」と語った。(取材・文:中村明美)