レディー・ガガ、今度は手錠をはめたまま空港のセキュリティーを「合法的に」通過!!
生肉ビキニ、生肉ドレスと「常識」で固められた世の中を笑い飛ばすように連日過激なパフォーマンスで話題を提供してくれるレディー・ガガが、今度は個性的なメタルアクセサリーとそのほか最小限のモノだけを身に着けて、ロサンゼルスの空港のセキュリティーを通過した。
手錠とチェーンを身に着けたガガだったが、ラッキーなことに特に法律上は問題はないとのこと。アメリカ運輸保安局の代表がピープル誌(電子版)に語ったところによると、「持ち込みが禁止されるのは、飛行を脅かすと見なされるもの。手錠は……すぐに飛行を脅かすというものではないから」とのことだ。ガガのヌーディーな衣装についてはもはやコメントはなかった。
奇抜なパフォーマンスで度肝を抜くガガだが、あっさりとセキュリティーを通過したとなると、騒いでいるのは周りだけで、どちらがまともなのかだんだんわからなくなってくる。
肉のドレスの際も「でも、あの格好にはいくつも意味がある。今夜、わたしが説明するのは、『もしわたしたちが自分たちの信じているもののために立ち上がらず、自分たちの権利のために戦わないのなら、骨に張り付いた肉のような存在になってしまうということ。わたしは肉片ではないの』ということよ」と自身のポリシーを貫いた理由を明かしたガガ。
今、世間では「これからの『正義』の話をしよう」(マイケル・サンデル著)や「超訳 ニーチェの言葉」(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ著、白取春彦編訳)がベストセラーになるなど哲学がブームになりつつあるが、レディー・ガガももしかして奇抜なパフォーマンスでわたしたちに哲学的な問題を提起しているのかもれない。「これからの『常識』の話をしよう」(by レディー・ガガ)なんていうのはいかがだろうか。