竹中直人、大竹しのぶを「大嫌いな女優だったんですけれどね」と衝撃の告白!!
28日、映画『ヌードの夜 / 愛は惜しみなく奪う』の完成披露試写会が都内で行われ、主演の竹中直人、佐藤寛子、東風万智子、井上晴美、宍戸錠、大竹しのぶ、そして本作が3年ぶりの新作となる石井隆監督が登壇した。本作は石井監督の映画『ヌードの夜』の続編で、佐藤が初ヌードを披露することでも話題になっている。
女優陣に囲まれるような形で登壇した竹中は、いきなりマイクを逆に持って場内を爆笑で包むと、「一生懸命やったので、楽しんでいってください」とあいさつ。だが、後で大竹が「竹中さんは『楽しんでいってください』とおっしゃっていましたが、決して楽しい映画ではないと思うので……」とやんわり否定すると、竹中は照れたように頭をかいていた。
佐藤、大竹をはじめとする共演女優の印象を問われた竹中は、「いや、もう、すごかった!」とハイテンションを保ったままべた褒め。とりわけ、以前にも共演したことのある大竹については「大嫌いな女優だったんですけれどね、もうエッチで良かったですよ。わたしもオッサンですからね」と本音をこぼして、大竹がたしなめるといった一幕もあり、気心知れた仲であるようだった。また、5年前からの知り合いだったという佐藤についても、一緒に終電を逃しそうになったエピソードを披露するなど、作中での演技とは裏腹に(?)撮影中は仲が良かったことを語ってくれた。
10年間眠らせていた脚本を、竹中からの電話がきっかけで映画化にこぎ着けたという本作は、石井監督自身も「どろどろとした話なのでなかなか映画化できなかった」といういわく付きの作品。撮影は相当ハードだったらしく、本作でヌードを披露する佐藤はもちろん、ベテランの大竹も「(撮影は)夜中を過ぎて、真夜中を過ぎて、それでも終わらなくて、始発(に間に合う)なんてとんでもない状態でした」と相当つらかった様子。それでも、佐藤は「早くこの映画が観たい! という気持ちで頑張ることができました」と撮影中も傑作になる予感をひしひしと感じていたようだった。
これが久々の新作となる石井監督は「この映画は僕の中ではまだ完成していないんです。観る人の心に届いて初めて完成します。皆さんの力で完成させてください」とこの日集まった観客に熱いメッセージを送った。
映画『ヌードの夜 / 愛は惜しみなく奪う』は10月2日より全国公開