映画『タイタニック』のグロリア・スチュアートさん、100歳で死去
大ヒット映画『タイタニック』で年老いたローズを演じた女優、グロリア・スチュアートさんが、9月26日、ロサンゼルスの自宅で亡くなった。享年100歳。
グロリアさんは1910年生まれで、30年代にハリウッドで活躍、40年代後半には女優を引退したが、1997年の映画『タイタニック』でケイト・ウィンスレット演じたローズの晩年を演じ注目され、この作品ではアカデミー助演女優賞にノミネート。87歳という史上最高齢のオスカー俳優候補となった。
グロリアさんの娘、シルビアさんによると、グロリアさんはロサンゼルスの自宅で呼吸困難に陥り、息を引き取ったという。グロリアさんは約20年前に乳がんを患ったほか、5年前には肺がんを宣告されていたが、「母は病気のことを気にも留めませんでした。素晴らしい人生を送ったことを、うれしく思います」とコメントしている。
アカデミー協会は、グロリアさんの100歳の誕生日である今年の7月22日に特別映像とともに祝福する誕生日イベントを開催し、その栄光を称えたばかりだった。