映画史上最強マッスルは誰!? 草食男子をけ散らすマッスルムービーの魅力とは?
シルヴェスター・スタローンが監督と主演を務めた究極のマッスル超大作映画『エクスペンダブルズ』はついに日本に上陸する。草食男子の台頭が原因なのか、90年代に一大ブームを巻き起こしたマッスルムービーがここ数年は下火状態……。そんな憂うべき状況を見事に打ち破った『エクスペンダブルズ』出演者の中でも、特に異彩を放つマッスルスターたちの魅力を検証した。
シルヴェスター・スタローン主演『エクスペンダブルズ』写真ギャラリー
まず挙げなければいけないのが、スタローン。先日、キャンペーンのために来日し健在ぶりをアピールしたばかりの彼は、映画『ロッキー』での大成功を機に、映画『ランボー』『デモリションマン』をはじめ数々のヒット作で、約三十数年にわたってマッスルスター界のトップに君臨し続ける存在だ。主演&監督&脚本の3役をこなした本作は、全米ナンバーワンを獲得し、才能面でもマッスルぶりを発揮している。
現在、マッスルスター界で最もイキがいい俳優といえば、『トランスポーター』シリーズや『デス・レース』などで活躍するジェイソン・ステイサム。引き締まったチョイ悪な筋肉質ボディーは、さすが元水泳の飛び込み選手にして、元ファッションモデル! 本作ではスタローンの右腕を演じており、マッスルスター界の正当継承者というお墨付きをスタローンから得たといっても過言ではない。
また、アジアのトップスターであり、ハリウッド進出も果たした武術系マッスル、ジェット・リーの存在も見逃せない。本作の出演者の中では確かに小柄だが(劇中にはドルフ・ラングレンからペンギン呼ばわりされてしまうシーンも!)、その鋼のような肉体が繰り出すアクションはキレ味抜群だ。映画『ウォーロード 男たちの誓い』で香港電影金像奨(香港のアカデミー賞)の主演男優賞を受賞するなど演技力も評価が高い。
さらに本作には映画『レスラー』で名実共復活を果たしたミッキー・ローク、スタローンと共に来日した映画『ロッキー4/炎の友情』のドルフ・ラングレン、90年代のアクション映画界をけん引したブルース・ウィリスら豪華マッスルスターが夢の共演。そしてあのアーノルド・シュワルツェネッガーまでもが特別出演するという、おきて破りのキャスティングだ。彼らが刻んだ過去の栄光を踏まえつつ、『エクスペンダブルズ』の日本上陸に備えたい。
『デモリションマン』は10月15日午後4:40よりWOWOWにて放送。