三宅裕司が50代最後の舞台で、なんと出産シーンに初挑戦!「必要なシーンなんです」と自信のアピール
劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)の第48回本公演「オーマイ ゴッド ウイルス」のプレスコールが30日、東京・池袋の東京芸術劇場で行われ、演出・出演の三宅裕司、出演者の小倉久寛が本番直前の意気込みを語った。
本作は人間の中にある善悪の葛藤(かっとう)を、天使と悪魔の戦いになぞらえて、「強い人間になるための正しい悪のススメ」をテーマに描いたSETならではのミュージカル・アクション・コメディー。三宅は「現代の子育てや教育では、きれいなものばかりを与えようとするが、そのせいで弱い人間が多過ぎるんじゃないかと思う」と本作の根底にある作者の思いを代弁。自分自身は「善人面した悪人です」と満面の笑みで語った。
そんな三宅は59歳にして、なんと出産シーンに初挑戦! どんなシチュエーションなのかは「観てのお楽しみ」だというが、「今まで一度もやっていないことをしようと考えた結果。大爆笑なので期待してください。あくまで必要なシーンなんです!」と胸を張った。
一方、デビル族の警官・チビル役の小倉は「本番が2、3日延びてくれないかな」と不安の表情。「三宅がボケて自分がツッコミという、今までとは逆のパターンなんで大変……」と漏らしたが、三宅は「小倉は常に愛されることを考えている。いつも本番前はドキドキするとか言いながら、舞台に出るとおいしいところを全部持っていくんだから」と小倉の“悪人”ぶりを暴露していた。
「オーマイ ゴッド ウイルス」は10月1日~10月17日まで東京芸術劇場・中ホールで公演