アカデミー賞常連!映画『美女と野獣』の作曲家アラン・メンケン、名曲が生まれるまで
アカデミー賞を多く獲得しているアラン・メンケンが、作曲を担当した映画『美女と野獣』の3D映画限定公開とブルーレイの発売を記念し、ディズニー映画を彩る名曲の数々がどのように生まれたのかについて語ってくれた。
来年春に公開されるディズニーの最新映画『塔の上のラプンツェル』でも作曲を担当しているアランは、アカデミー賞常連の作曲家。ディズニー映画のみならず、ほかの映画、舞台作品などでも活躍している。
製作から20年近くが経過した今も『美女と野獣』が愛されていることについて、アランは「恋愛をテーマにしていて、ヒーローは野獣でヒロインは読書好きでロマンスにあこがれているベル。こうした二人が恋に落ちることがすべてなんです」と作品の魅力について熱く語った。
思い出深いエピソードについて尋ねると、「『美女と野獣』の曲にはどれも、本当にたくさんの思い出が作曲した当時はあります。アニメ作品向けにユニークな曲を作ろうという強い気持ちを、常に持っていました」と当時の心境を明かした。そうして完成したタイトル曲だったが、一度は「ディズニーは、6分間ものオープニングソングを望んでいないだろ?」と思い悩んだこともあったようだ。だが世に出た曲はその年のアカデミー賞最優秀歌曲賞を受賞。現在では誰もが一度は耳にしたことのある名曲となっている。
本作のブルーレイ版をいち早く鑑賞したというアランは、「テクノロジーのすごさに圧倒されるばかりでした。生まれ変わったビジュアルやキャラクターの美しさに感動したと言った方がいいでしょうか。まさに映画が生まれ変わった気がしました」とこれまで以上に素晴らしい作品となったことを喜び、「この映画を再びあたたかく迎えてくれる本当のファンがいるからこそ実現したことだと思います」とファンに感謝の言葉を送っていた。
映画『美女と野獣 ディズニーデジタル3D』は、10月9日より3D映画限定公開
ブルーレイ『美女と野獣 ダイヤモンド・コレクション』は2010年10月9日に発売 価格: 3,990円(税込み)