島民約570人の映画館のない島で3D上映!『怪盗グルーの月泥棒 3D』笑福亭鶴瓶も出席してジャパンプレミア開催
世界中でヒットしている3Dアニメーション映画『怪盗グルーの月泥棒 3D』のジャパンプレミアが、人口約570人、周囲12キロの東京都新島村式根島で行われることが明らかになった。当日は日本語吹き替え版を担当した笑福亭鶴瓶も上陸し、映画館のない式根島の人々と共に3D映画を楽しむ予定だ。
会場に式根島が選ばれたのは「映画館になかなか行けない人たちに、ぜひ最新の3D映画をスクリーンで鑑賞してもらいたい」という配給会社の願いがあってこそ。映画館のない式根島での上映会は中学校の体育館で窓を暗幕で覆い、床にシートと座布団を敷きながらの鑑賞で、入場はもちろん無料。当初はただの上映会の予定だったが、日本語吹き替え版を担当した鶴瓶が今回の試みに賛同し、舞台あいさつを行うのも面白いかもしれないというアイデアが飛び出したことで、上映会はジャパンプレミアへと早変わりした。
ジャパンプレミアであいさつを行う鶴瓶は、「式根島でのジャパンプレミア、面白い企画ですよね。式根島には行ったことがないんで、今からどんな島なのか楽しみです。たくさんお客さんが来てくれるといいですね」と初めて訪れる場所を楽しみにしているようだ。さらに今回の映画で3D映画に対しての認識が変わったという鶴瓶は「僕も3Dでこの映画を観ましたけど、若い方はもちろん、年配の方にもぜひ観に来てほしいですね。3Dなんて……という方もいると思いますが、この映画を観ていただければ良さがわかると思います。目の前まで映像が飛び出してきて本当にビックリしますよ。だまされたと思って観に来てほしいですね」と本作の出来栄えに自信満々だ。
映画を観るためには東京まで2時間以上かけて行かないといけない式根島では、3D映画を未体験という人も多い。鶴瓶はそんな3D初心者に向けて「『僕』目的で来てもらっても構いません(笑) 最後は3Dにハマると思いますから」とメッセージを送るなど、本人がすっかりと3Dのトリコになっている様子。小さな島で行われる本作の3Dジャパンプレミア。いったい何が飛び出してくるかは、当日のお楽しみ……。
映画『怪盗グルーの月泥棒 3D』は10月29日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国公開