すずきじゅんいち監督、交通事故で重傷!東京国際映画祭への出席危ぶまれる
29日、第23回東京国際映画祭、日本映画・ある視点部門の正式招待作品に決まっている映画『442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍』でメガホンを取ったすずきじゅんいち監督が、自宅のあるロサンゼルスからラスベガスに向かう途中に交通事故に遭い、右耳上頭部を切り、あばら骨4本など骨折、肺打撲を負うなどの重傷となった。一時は命も危ぶまれたが、現在は東京国際映画祭のために日本に帰国する意思も示しているという。
すずき監督は、妻で、最近では2008年の映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に出演した女優の榊原るみと共に同窓会に出席するために自宅のあるロサンゼルスからラスベガスに向かう途中、何かを踏み、ガードレールに接触。車は2回転半し、すずき監督は、右耳上頭部を切り、あばら骨4本など骨折、肺打撲を負うなどの重傷となった。妻の榊原は、後部座席でシートベルトをしていたため、全身打撲で済んだ。
手術をし、集中治療室に入っていたというすずき監督だが、現在は一般病棟に移動し、意識もはっきりしているとのこと。事故のときの記憶はなく、ヘリコプターで救出されたことも覚えていないという。『442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍』の宣伝担当者は、東京国際映画祭出席するために、日本に帰国したいと話しているすずき監督が、23日のグリーンカーペットに立てるよう、サポートすると話している。
『442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍』は、第二次世界大戦時に日系人で編成され、父母の祖国・日本と戦う苦悩を抱えながら戦った442日系部隊を、兵士たちの最後の証言でつづったドキュメンタリー映画。2008年公開の映画『東洋宮武が覗いた時代』で、2010年マウイ・フィルム・フェスティバル<観客特別賞>を受賞したすずき監督がメガホンを取った。
映画『442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍』は11月13日より新宿K’s Cinema、横浜ニューテアトルほかにて全国順次公開