日本の政界の大物3人の緊急声明に中国・胡錦濤国家主席や北朝鮮・金正日総書記も登場!?…そっくりさんですが
11日、映画『エクスペンダブルズ』の公開直前イベントがADK松竹ビルで行われ、政治家にふんしたコントでおなじみのザ・ニュースペーパーの松下アキラ、竹内康明、福本ヒデが、それぞれ菅直人首相、安倍晋三元首相、小沢一郎元民主党代表にふんして登場。本作のテーマである「自分の誇りのために闘う」にちなみ、緊急声明を発表した。
消耗品軍団が誇りを持って闘うという設定の本作。福本扮する安倍元首相は「消耗品」というキーワードにとても共感した様子。「消耗品軍団なら親近感があります、しかも私がリーダーです。福田さん、麻生さん、鳩山さん、そしてまもなく菅さんも……」と続けると、これに突っ込みをいれたのが松下ふんする菅首相。「短命首相ってこと?」と憤慨(ふんがい)するも、「わたしは消耗するほど何もないんだから!」と切り返し、おなじみの社会風刺スタイルで報道陣を笑わせる。また竹内扮する小沢一郎も、「わたしも人のために働く政治家として誇りがあります。たたけばホコリの出る体です!」と、こちらも強烈な皮肉で負けじと笑いをとった。
ところがトークが進むにつれ、3人は次第に暴走していく。なぜか中国の胡錦濤(こきんとう)国家主席や北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記も登場し、放送コードに確実に引っかかるであろう際どいネタを連発。福本が「(放送に)使えないんだからこれくらいでいいでしょ?(笑)」とネタを切り上げる場面もあるほどだった。
最後は松下が「エクスペンタブルズ、本当にすばらしい作品になっているのでぜひ多くの方に観ていただきたい。新しい菅内閣は有言実行内閣、一度口にしたら必ず実行します……。だから何も口にしないようにします!」と映画のPRに絡めつつ、最後まで痛快かつコミカルに会場を盛り上げ続けたザ・ニュースペーパーだった。
『エクスペンダブルズ』は、映画『ランボー 最後の戦場』でも監督、脚本、主演を務めたシルヴェスター・スタローンが今回も同様に一人三役をこなしたアクション超大作。腕利きの傭兵(ようへい)チームのメンバーたちが、命懸けの危険な任務に挑む姿を描く。
映画『エクスペンダブルズ』は10月16日より全国公開