奇行の続く安全地帯・玉置浩二の音楽の真実に迫る!10年以上にわたる取材を基にしたノンフィクションの完全版が発売!
歌手・俳優として活躍する玉置浩二を追ったノンフィクション「玉置浩二★幸せになるために生まれてきたんだから」がロックバンド安全地帯の完全復活を記念して、2006年のオリジナル版から大幅にグレードアップした完全版(志田歩著、イーストプレス)となって発売された。
本作は、玉置浩二の音楽活動を本人のインタビューを交えながら、幼少期からオリジナルが発売された2006年まで追ったノンフィクション。今回、完全版として発売されるにあたって、安全地帯のアルバムすべての歌詞を自分で書こうとする玉置の様子を描いた文章など、2010年の安全地帯復活への言及も収録している。玉置の音楽性をさまざまな観点から論じた本書は、原稿をチェックした玉置自身が「(著者である)志田さんの志の高さにビックリしたよ!」と太鼓判を押す内容となっており、ファンならずとも、玉置の音楽を一度でも耳にしたことがある人は必読の書だ。
あとがきの中で「玉置浩二の行動は振幅があまりにも激しいため、短い期間だけで見ていると、予想の付かないことがしばしばある」と記す著者の志田は、10年以上にわたって玉置を追い続けた人物。「玉置浩二は、単なる“取材対象のうちのひとり”ではなく、ライフワークとなっていたことを痛感している」というだけあって、時には厳しい言葉で玉置の音楽を評するが、それも愛情の裏返しであり、著者の玉置へ向けられた期待の大きさを表すものだろう。
最近では妻・青田典子とのヌード写真が雑誌の表紙を飾ったり、ライブが中止になったりと、奇行が取りざたされている玉置だが、その音楽活動や精力的に行うライブのパフォーマンスは50歳を過ぎても衰えるどころか輝きを増すばかり。歌手、俳優、作詞・作曲家……と多彩な分野で活躍する玉置だからこそ、その根幹にある彼の音楽への思いを知ることができれば、玉置の魅力を再発見する機会となるはずだ。
「玉置浩二★幸せになるために生まれてきたんだから」(志田歩著 イーストプレス)は発売中