超売れっこの9歳、加藤清史郎は舞台あいさつのはしごで大忙し!憧れは別所哲也
16日、ヒューマントラストシネマ有楽町で映画『おまえうまそうだな』の初日舞台あいさつが行われ、原田知世、加藤清史郎、恐竜ハートの声を担当した声優の山口勝平、別所哲也、そして原作者の宮西達也が登壇。日本一忙しい9歳である加藤を、劇場前から次の仕事場まで皆でお見送りをしていた。
この日、10時20分から始まった舞台あいさつだが、売れっ子ゆえの宿命か、加藤はこの舞台あいさつの直後、11時50分と13時から始まる映画『桜田門外ノ変』の舞台あいさつにも2回登壇することになるなど、大忙し。この日の加藤も大人気で、会場からは「かわいい!」とため息交じりの歓声が。「ぼくが声を演じたウマソウという役は草食恐竜なのに肉食恐竜と暮らすというのが、ちょっとおかしいかなと思いますけど、楽しんでいただきたいと思います」としっかりとあいさつすると、会場からはさらに大きな歓声が起きていた。
そんな加藤にとって原作の「ティラノサウルスシリーズ」は、図書館などでよく読んでいたそうで、「何度読んでも泣ける本です」というちょっぴり大人びたコメントで、会場を温かな笑いに包んでいた。そんな加藤だが、背の高い別所が特にお気に入りなようで、舞台あいさつの最中も、「別所さんみたいになりたい」とそのつぶらな瞳でしばしば別所に熱視線。別所もその視線に気づいたようで、「そんなに大きいかい? 見上げてくれてありがとう」と一女の父だけあって、優しく加藤を包み込んでいた。
そして舞台あいさつ後は、劇場前で加藤をみんなでお見送りをすることになった。しかし加藤に気づいた一般の観客が「清史郎くん?」と加藤の後をついていくなど、有楽町は大騒ぎ! 劇中に登場する恐竜ハートの着ぐるみと一緒におよそ100メートルほど離れた劇場に歩いていき、次は“子ども侍”として舞台あいさつに立つことになった。
本作は、累計150万部を突破した宮西達也による絵本「ティラノサウルスシリーズ」を映画化したハートフルなアニメーション。大きな肉食系恐竜と小さな草食系恐竜の本当の父と子にも似た愛情のドラマを描き出す。かわいい子ども恐竜ウマソウを、加藤清史郎が好演している。
映画『おまえうまそうだな』はヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開