堀北真希、悪女役「悩んだ」と告白!自分の手を汚さずに周囲を不幸にする究極悪女!!
第23回東京国際映画祭
第23回東京国際映画祭の特別招待作品『白夜行』が25日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで上映され、主演の堀北真希、高良健吾、船越英一郎、そして深川栄洋監督が舞台あいさつを行った。
原作は累計200万部以上を売り上げた東野圭吾の同名サスペンス。堀北は主演の唐沢雪穂役を務め、幼少期に起こった殺人事件をきっかけに、その美ぼうの裏側で底辺からのし上がるために自分の手を汚さずに周囲の人間を不幸に陥れる、究極の悪女を演じている。もちろん、堀北にとっては初めてのチャレンジで「どうやって雪穂に近づいたらいいのか悩みました」と役づくりには相当苦労したようだ。
そんな堀北は雪穂という女性について、「自分で悪いことをするシーンはあまりありません。一見、好感も持てるような女性ですし……。演じる上では、その場の空気を自分のものにするような女性を意識した」と自己分析。そして「挑戦だという思いで頑張りました」と初の悪女役に胸を張った。
一方、そんな雪穂と運命を共にする幼なじみの桐原亮司役を演じた高良は「常に満たされない気持ちで、つらかった」と惚れた弱みにつけこまれる切ない男心を吐露。さらに「監督がドSだったんで」と暴露した。これには船越も「わたしも監督から相当しごかれました」と援護射撃。撮影時33歳で、現在数多くの話題作を量産している俊英・深川監督は、旬の実力派イケメンにも、崖の上のサスペンス帝王にも容赦なかったようだ。
『白夜行』は昭和55年に発生した質屋店主殺害事件の加害者の娘・雪穂(堀北)と、被害者の息子・亮司(高良)の周辺で起こる不可解な事件を、担当刑事の笹垣(船越)が追うサスペンス。堀北は「人間の暗い部分、汚い部分がいっぱい描かれている。普通は避けて通りたい辛いものに正面から向き合ったので、決して他人事だと思わずに観てほしい」とアピールしていた。
映画『白夜行』は2011年1月29日から全国公開