水木しげるさん文化功労者に!映画『ゲゲゲの女房』吹石一恵、宮藤官九郎も祝福
26日、文化功労者に「ゲゲゲの鬼太郎」の漫画家の水木しげるさんが選ばれたことを受け、妻として支えてきた布枝夫人の自伝を映画化した映画『ゲゲゲの女房』でそれぞれ布枝さん役、水木さん役を演じた吹石一恵、宮藤官九郎が祝福のコメントを寄せた。
お見合いからわずか5日で結婚したという二人。布枝役を演じた吹石一恵は、水木さんに向けて「文化功労者受賞おめでとうございます。先生が苦手とされている場にどんな装いでお出になられるのか、今からとても楽しみです」とコメント。吹石演じる布枝は、明るく芯が強いキャラクターがにじみ出ており、まさにハマリ役だ。
一方、水木しげるさんを演じた宮藤官九郎は「文化功労者、受賞おめでとうございます。妖怪の世界を描くことで、人間界を明るく幸せにしながら、ご本人はひょうひょうと、他人ごとのように笑っているのがカッコ良い。人生の先輩です」と改めて水木さんに尊敬の念を表した。宮藤官九郎の水木さんは並べて見ると風ぼうが何から何までそっくりと評判で本職が脚本家だけあって表現も繊細だ。
貧乏時代を経て、人気漫画家となるまでの水木さんの半生がつづられる映画『ゲゲゲの女房』は、伝説的な文化人の水木しげるという人間を描きながらも、誰もが忘れている今の日本人に欠けている何かを思い出させてくれる心温まる物語だ。
映画『ゲゲゲの女房』は11月20日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開