『ノルウェイの森』、トラン・アン・ユン監督も16年越しの思い!映画化したいと言い続けていた
12月11日に公開される松山ケンイチ主演の映画『ノルウェイの森』の公式ツイッターで、小川真司プロデューサーが、メガホンを取ったトラン・アン・ユン監督にとっても、本作は16年越しの思いで実現した映画化であったことを明かした。公式ツイッターにて、「ノル森ノート」と題し、奇跡の映画化が実現するまでの秘話をツイートしている小川プロデューサー。先日は、自身が映画化にあたり、原作者の村上春樹を6年にわたり説得していたことを明かしていたが、トラン監督にとっても、本作の映画化は長年の思いが結実したものであったようだ。
1987年に刊行されベストセラーとなった村上春樹の代表作「ノルウェイの森」。小川プロデューサーは以前、「ノル森ノート」の中で、自身は発売当初に読了したことをツイートしていた。今回、「監督のトラン・アン・ユンは94年に『ノルウェイの森』がフランスで出版された年に初めて読んだ」と明かした小川プロデューサー。トラン監督は1993年にカンヌ国際映画祭の新人賞であるカメラ・ドールを受賞した映画『青いパパイヤの香り』のキャンペーンで来日した際に、「これ(「ノルウェイの森」)を映画化したい、と言っていたそうな」と語った。また、次のツイートでは、「その後、96年に日本公開した『シクロ』の時も『ノルウェイの森』を映画化したい、と周りにいる日本人に言ったのだが、誰もまともに相手をしなかったらしい」とトラン監督が長年、「『ノルウェイの森』を映画化したい」と語っていたことを明かしている。
1994年に原作本を読んだトラン監督が長年映画化したいと思い続け、小川プロデューサーの6年にわたる交渉で村上春樹を説得し、映画化にこぎ着けた映画『ノルウェイの森』。松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子、玉山鉄二ら出演者が学園紛争の時代を見事に表現し、美しい映像で原作の世界観を表現している。
映画『ノルウェイの森』は12月11日より全国公開