80年代のヒット作品『グーニーズ』が、ミュージカル化?
80年代半ばに子どもたちを中心に描いてヒットした映画『グーニーズ』が、今年で公開から25周年を迎え、それを記念してDVDとブルーレイが発売されることになっているが、この度、メガホンを取ったリチャード・ドナー監督が、『グーニーズ』のミュージカル化を企画していることがMTV.comによって明らかになった。
同作は、アメリカのオレゴン州アストリア市が舞台で、主人公の少年マイキーの家は、銀行から借金を抱えていたために、付近を買収してゴルフ場を建設しようとしていた銀行に立ち退きを迫られていた。だがある日、屋根裏部屋で偶然見つけた伝説の大海賊「片目のウィリー」の遺した地図を発見し、その地図をもとに他の6人の仲間と共に冒険をして宝を見つけ、買収を阻止しようとするアドベンチャー・ストーリー。
出演者のコリー・フェルドマンの話によると「5年くらい前までは、知名度のある脚本家が続編を手掛けていたらしいが、結局映画化はされなかったんだ」と常に企画だけは、持ち上がっていたことを明かしている。その一方で、当時の子役名はキー・ホイ・クァン、現在はジェット・リーなどの作品で武術指導をしているジョナサン・キーは「随分、長い間(続編の)交渉が何度かあって、ほとんどの当時の出演者は賛成だったんだ。でも正直言って、今から続編やリメイクはされないと思うよ。もし、されているとしたら、とっくの昔に行われていたと思う」と現況では難しいと訴えていた。
ところが、当時メガホンを取ったリチャード・ドナー監督は「『グーニーズ』の復活は、全くありえないことではない。ただ、続編という形ではありえないと思うんだ。だが、テレビアニメ「シンプソンズ」の脚本を執筆していたティム・ロングが、最近『グーニーズ』のミュージカル化の企画文書を僕に提出してくれて、それが素晴らしいんだよ! だから、いつかブロードウェイでミュージカル化ができることを望んでいるんだ!」と期待できるコメントを残している
ちなみに『グーニーズ25周年記念版』は、日本では今年の12月22日に発売される。過去に鑑賞をしたことのある人たちも、童心にかえって観てみるのも良いかもしれない。