ナオミ・ワッツ、新作映画の役作りのために実際に人が惨殺されるビデオを視聴
新作映画『フェア・ゲーム / Fair Game』(原題)で実在する米国人スパイ、ヴァレリー・プレイムを演じているナオミ・ワッツが、CIA(中央情報局)で実際のスパイ・トレーニングを受け、人間が惨殺されるビデオなどを見せられたという。
「最初の30分間は、慣れるようにと人が無残な殺され方をするビデオを見せられたわ。それが終わったとたん、体の後ろで手錠をかけられてトラックに放り込まれたの。わたしの任務は生きて戻ることだった」と、乱暴とも思えるトレーニング内容について語った。
トレーニングは肉体的にも精神的にも苦しいもので、役作りのためにかなり厳しい扱いにも耐えなければならなかったようだ。「監督が部屋を出たとたん、スネを蹴られて床に突き飛ばされたわ。痛みで顔をしかめたら、『病院に行く必要がない限り“イタイ”という言葉を二度と口にするな』って警告された」と、厳しかった訓練を振り返る。
ただ、最もプレッシャーに感じたのは肉体的なことではなく、いかに正確にヴァレリーを演じられるかだったと語る。「実在する人物を演じるときは、演技に要求されるレベルはより高くなるわ。アメリカ中の人が彼女のストーリーを知っているからプレッシャーも倍増。できるだけ正直にストーリーを語るようにしたわ」と、ナオミはコメントしている。(BANG Media International)