『ハリー・ポッター』最新作、禁断の本編分身シーン動画がついにネット解禁!
とうとう本日公開、待望のシリーズ最終章となる映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』より、ハリー・ポッターが7人に増える場面の動画が早くも解禁された。これは前後編に分かれている最終章の中で最も手間のかかるシーンであり、このワンシーンを撮るだけで数日間が費やされたという本作の見どころの一つだ。
映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』7人のハリー映像
今回解禁されたのは、ハリーが暮らすダーズリー家に友人たちが集合して、ハリーをこっそりと魔法界に連れ戻そうとする場面。ハリーを安全に連れ戻すため、ロンやハーマイオニーといった面々が魔法でハリーに変身して、合計7人になったハリーが一斉に脱出するという計画だ。自らの危険を顧みずハリーを救おうとする友人たちの存在は、この映画の大きなテーマである友情を見事に体現した姿であり、シリーズを通してハリーが得たものを感じさせる重要な場面。
だが、実際の撮影ではハリー演じるダニエル・ラドクリフが一度に7人を演じるため、ダニエルが「あんなに複雑なシーンは最初で最後だね」と振り返るほど大変だったらしい。デヴィッド・イェーツ監督も「短いシーンではあるけれど、技術的にも複雑で、とにかく時間がかかる」とわずか8秒のシーンのために数日間が必要だったことを明かした。だが、そうして出来上がった映像の仕上がりには「楽しいシーンが完成した」と満足しているようだった。
確かに動画を観るとわかるように、シリアスな雰囲気を漂わせつつも、7人のハリーが一堂に会する姿にはどことなく笑ってしまう。だが、観ている側にはわからない、確かな努力が積み上げられているこの場面。作中で重要な場面というだけでなく、スタッフやキャストにとっても忘れられない一場面だ。
映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』は11月19日より、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は2011年7月15日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開