第83回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門審査対象候補作品が発表!実力派ぞろいのラインアップに!!
先日、長編アニメーション部門のノミネーション候補に細田守監督の映画『サマーウォーズ』も候補入りを果たし、日本でも盛り上がりを見せてきた第83回アカデミー賞だが、このほど長編ドキュメンタリー部門審査対象候補となる15作品が発表された。
対象作品の原題/日本語タイトルは以下の通り(アルファベット順)
『クライアント9:ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・エリオット・スピッツァー』(原題)
“Client 9: The Rise and Fall of Eliot Spitzer”
『エネミーズ・オブ・ザ・ピープル』(原題)
“Enemies of the People”
『イグジット・スルー・ザ・ギフト・ショップ』(原題)
“Exit through the Gift Shop”
『ガスランド』(原題)
“Gasland”
『ジーニアス・ウイジン:ジ・インナー・ライフ・オブ・グレン・グールド』(原題)
“Genius Within: The Inner Life of Glenn Gould”
『インサイド・ジョブ』(原題)
“Inside Job”
『ザ・ロットリー』
“The Lottery”
『プレシャス・ライフ』(原題)
“Precious Life”
『クエスト・フォー・オナー』(原題)
“Quest for Honor”
『レストレポ ~アフガニスタンで戦う兵士たちの記録~』
『ディス・ウェイ・オブ・ライフ』(原題)
“This Way of Life”
『ザ・ティルマン・ストーリー』(原題)
“The Tillman Story”
『ウェイティング・フォー・スーパーマン』(原題)
“Waiting for Superman”
『ヴィック・ムニーズ/ごみアートの奇跡』
『ウィリアム・クンスラー:ディスタービング・ジ・ユニバース』
“William Kunstler: Disturbing the Universe”
今回の審査対象作品は、応募された全101作品の中から選出された。2010年、東京国際映画祭で上映された『ヴィック・ムニーズ/ごみアートの奇跡』などを除けば、日本で紹介されている作品が少ないこともあってか、地味な印象はぬぐえないが、映画『クライアント9~』のアレックス・ギブニー監督は、2007年の映画『「闇」へ』で同部門の第80回アカデミー賞をすでに獲得。『ウェイティング・フォー・スーパーマン』のデイヴィス・グッゲンハイム監督も、2006年にアル・ゴアが出演し話題となった映画『不都合な真実』でやはり同賞を獲得している。それに加えて、ルーシー・ウォーカーとチャールズ・ファーガソンという2人のアカデミー賞受賞・ノミネート経験者の映画も名を連ねており、実力者ぞろいの候補作品となっている。
第83回アカデミー賞候補のノミネーションは来年2011年1月25日西海岸時間早朝5:30よりアカデミー本部サミュエル・ゴールドウィン劇場にて発表され、長編ドキュメンタリーも、この15作品から5作品がノミネーションされる予定。授賞式は2011年2月27日(日)、ハリウッドはコダックシアターにて開催予定。