ハリウッドの有名パブリシスト、ロニー・チェイセンさん射殺事件の容疑者が自殺
先日、ハリウッドの有名パブリシスト、ロニー・チェイセンさんが自身の運転する車で帰宅途中、数発の銃弾を打ち込まれ射殺された事件で、犯人とみられる男が、聞き込みのため警察が自宅に訪れたときに拳銃で自殺したとABCニュースが報じた。
自殺したのはハロルド・スミスという男とみられ、現在警察は自殺に使用された拳銃の線条痕(こん)がロニーさん殺害に使われたものと一致するかを調査中。さらに、ハロルドのアパートに備え付けられた監視カメラから取り出した事件当夜の映像をチェックしているところだという。
なぜこのハロルドが容疑者として警察の捜査に引っ掛かったのか? 同局が近隣住民に話を聞いたところ、彼は周囲の人間にロニーさんを射殺したことを、よく自慢していたというのだ。
「彼は『殺されたパブリシストがいただろ? あれはおれが殺したんだ』と言っていました。1万ドル(約85万円・1ドル85円計算)ももうかったともね」と近隣の女性は語る。また別の20代夫婦も、2~3週間前ハロルドと口論になったとき、彼がロニーさんを殺したことをほのめかして二人を脅したと語った。
犯行は金銭目的で行なわれた可能性が高く、警察の捜査によれば、赤信号で停止したロニーさんの車に自分の車で並んだ後発砲。肩と胸部に銃弾を受けたロニーさんは、逃げようと車を走らせたが、すぐに信号機に激突しそのまま命を失ったとされている。しかし、実際に事件を目撃した人物がいないため、もしハロルドが犯人として特定されれば、事件の真相は闇の中ということになる。
ロニーさんの葬儀は、現地時間11月21日にロサンゼルスで執り行われる予定。女優からキャリアをスタートさせ、その後広報として映画界に残り一流パブリシストとなった後も多くの話題作にかかわってきた彼女を、友人は「彼女はパブリシスト界のエリザベス・テイラーだったわ」と評した。