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「美味しんぼ」原作の雁屋哲氏も納得!食べたら危険! 食品産業の現状に警鐘を鳴らす『フード・インク』!

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この映画は素晴らしい……! 女将を……いや、監督を呼べっ!
この映画は素晴らしい……! 女将を……いや、監督を呼べっ! - 「フード・インク ごはんがあぶない」書影

 アメリカの食事情を扱った映画『フード・インク』に、マンガ「美味しんぼ」の雁屋哲がコメントを寄せていることが明らかになった。「美味しんぼ」の原作者として日本の食文化に貢献している雁屋にとって、この問題は人ごとではない。そのことがうかがえる真摯(しんし)なコメントだ。

映画『フード・インク』写真ギャラリー

 本作は、巨大企業の市場独占が幅を利かせるいびつな業界構造や遺伝子組み換え食品といった、現代ならではの食にまつわるさまざまな問題提起を促すドキュメンタリー作品。第82回アカデミー賞ではドキュメンタリー長編賞にノミネートされ、高い評価を得ている。

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 本作にいち早く共感を示したのは、マンガ「美味しんぼ」の原作者である雁屋。自身も食への造詣が深く、日頃より環境問題に取り組んでいることで知られている雁屋は、今月22日に発売される書籍「フード・インク ごはんがあぶない」の帯に「食べたら病気、死も近い! 儲け第一主義で人間の心を失った企業が世界を支配している。自分だけでなく次の世代の健康を守るために何をするべきか。この映画と本を見ることがその第一歩だ」とコメントを寄せており、本作の製作意図に賛意を示している。

 普段から生活に深く関わっているが、見過ごされがちな食料問題を現代という時代から問う本作。1983年から「美味しんぼ」の連載を開始した雁屋は、その食をめぐる状況の真っただ中にいながら、1,000話を超えるストーリーを作り出してきた。その言葉の重みは、海原雄山にも負けないはず。「美味しんぼ」も認めた本作を観れば、スーパーで食品を選ぶ目も違ってくるかも?

映画『フード・インク』は1月22日より全国公開
書籍「フード・インク ごはんがあぶない」は12月22日に武田ランダムハウスジャパンより発売 価格: 1995円(税込み)

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