地震が起きると光る!ハイテクな前売り特典!ナマズ型のキューピー人形で登場!前評判高い『唐山大地震』
1976年に起こり、死者24万人、重傷者16万人という被害を出した“20世紀最大の震災”を映画化した『唐山大地震』の前売り特典として、ナマズの姿で地震を光って知らせる「防災キューピー」が付くことがわかった。7月に中国で公開され、映画『アバター』を超える約3,620万元(約4億6,000万円)のオープニング興行成績を打ち立てた本作。アカデミー賞外国語映画賞中国代表にも選ばれており、この手の込んだ「防災キューピー」も、アカデミー賞前売り特典部門があったらぜひ狙いたいと宣伝プロデューサーの鼻息も荒い自信の仕上がりだ(数字などの情報は配給調べ)。
今回、映画『唐山大地震』の前売り特典となったのは、ナマズ型のキューピー人形。内部に搭載されたLEDで、地震が起こると光って知らせるハイテク仕様になっている。これには、映画の宣伝プロデューサーも「少しでも皆様の生活に役立つ前売り特典を、という想いで制作にのぞみました。映画にあやかり、前売り特典もアカデミー賞クラスのクオリティーで制作致しました! 本当にアカデミー賞『前売り特典部門』の新設を強く望んでおります!(笑)」と鼻息が荒い。オフィシャルサイトでは、そのかわいさと機能性、利便性を伝える動画もアップされており、「今年のどんな前売り特典をも上回ること間違いなし」と自信たっぷりだ。
『唐山大地震』は、貧しいながらも幸せな生活をおくっていた父、母、そして双子の娘・息子の家族のストーリー。救出できるのは片方だけという、あまりにも過酷な選択を迫られ、息子を選択。娘の死を思いながら生き続ける母と、「息子を……」と泣き崩れる母の言葉を聞きながら、奇跡的に生き延びていた娘の運命を描く。メガホンを取ったのは、米ニューズウィーク誌で、「中国のスピルバーグ」と評されたフォン・シャオガン監督。前評の高い本作だが、前売り特典の気合いの入り様からも、作品への期待がうかがえる。
映画『唐山大地震』は2011年3月26日全国公開