クリスティーナ・アギレラ『バーレスク』来日インタビュー!「息子がママかっこいい!って思ってくれたら最高ね」
歌手を夢見るヒロインがロサンゼルスのクラブで働き始め、次第にその才能を開花させていくサクセス・ストーリー『バーレスク』でオスカー女優でもあるシェールと共演、見事な歌声とダンスを披露したグラミー賞受賞シンガーのクリスティーナ・アギレラが、撮影のことや子どものことなど自身について語った。
クリスティーナ・アギレラ主演 映画『バーレスク』写真ギャラリー
Q:ダンス・歌・演技を同時にこなすのは初めてだと思うけれど、バランスはどういうふうに取ったのですか?
だからこそ、わたしは映画に参加した誰よりも頑張らないといけなかったの。わたしは映画のために歌を作ったし、今までやったことのないダンスを学ばなきゃいけなかった。その上、歌ったり演じたりもしなきゃいけなかった。そのバランスを取るために、自分のできることをやり尽くしたわ。
Q:あなたはすごく細くて小さいのに、そのパワーはどこから出てくるの?
小さいころから、わたしはとても働き者なの。自分のしたいことをやってきたし、過去を振り返ることはしなかったわ。でも母親となった今、間違いなく、パワーの源は子どもだと思う。
Q:子育てと仕事を両立して、気が狂いそうになったりはしないんですか?
もちろん、あるわよ! それは、世界中の母親みんなにいえることだと思う。どんな仕事でもバランスは必要だし、個人的なペースっていうものがあると思う。この映画のことでいえば、長時間撮影しなきゃいけないことで、息子から離れているのはすごくつらかったわ。でもわたしは自分のキャリアを誇りに思っているし、この仕事も誇りに思えるようなものにしたかったの。息子が大きくなってこの作品を観て「ママかっこいいな!」って思ってくれたら最高ね。
Q:この映画で一番難しかったところはどこでしたか?
感情的な演技をする場面では、涙を流すために私生活のことを思い起こしたり、自分に対して本当に素直にならなきゃいけなかった。スターを夢見て田舎から都会に出てきたアリになるために、わたしがパフォーマーであることやわたし自身であること、すべて投げ捨てなきゃいけなかったの。
Q:キスシーンはいかがでしたか?
キャム(共演者のカム・ジガンデイ)とわたしはすごく仲が良くて、よく二人でふざけていたの。キャムがわたしをからかったら、今度はわたしがからかい返したりね。そんな気楽な関係だったから、キスシーンも緊張することなくできたわ。あのキスシーンはすごくかわいくて、わたしも気に入っているのよ。
Q:あなたの歌からエネルギーをもらっている人はたくさんいて、きっとこの映画も多くの観客に勇気を与えると思います。夢をかなえるために一番大切だと思うことを教えてください。
決して止まらないこと! そして、チャンスがあったとき、それを逃がさないことが夢への大きな一歩だと思う。ポジティブでいることも大事で、どんなにネガティブなことが起きても、それを乗り越える必要があるわ。何があっても後ろを振り返らず、目の前の明日に突き進むことが一番大事だと思うわ。
(シネマトゥデイ インタビューより)
映画『バーレスク』は全国で公開中