西原理恵子、自分を演じた小泉今日子の人選は自分ではないと弁明!
9日、千代田区の九段会館で映画『毎日かあさん』公開記念映画試写会&アニメ主題歌ミニライブが行われ、原作者の西原理恵子と、アニメ主題歌アーティストのビリケン(ビリー、オクダケン)が登場した。
単行本シリーズ累計150万部を超える人気コミックを実写化した作品だけあって、会場には小さな女の子の子どもたちを連れた家族連れが多数来場。その様子を見た西原は「こんな天気のいい日にこんな薄暗いところに来てもらってすみません。今日は(女の子の)ふみちゃん率が高いですねとスタッフに言われたんですが、お母さんたち、絶対に家に男の子を置いてきてますよね!」と会場に呼びかけると会場の母親たちは爆笑の渦に。1男1女の母親である西原は「公共の場に男の子なんて連れてきたら大ごとじゃないですか。うちもプレステポータブルと息子を家に置いてきました。お前はモンハンのレベルを上げとけと言ったら、『任せといて!』と言って来てくれませんでした」と漫画そのもののようなエピソードを披露して会場を沸かせた。
この日の西原はアニメ同様の割烹着(かっぽうぎ)姿で登場。「これ、ロンドン製らしいんですよ。どうしてロンドン製で割烹着を着る人がいるのか不思議ですが、外国製です」と意外なコメント。その後、ヒップホップとフォークソングを融合した独自のスタイルで幅広い層に人気があるヒップフォークデュオのビリケンが歌う主題歌「あるいてゆこう」を聴きながら、ダンスを披露することになり、「オドオドしながら、初めて踊りました」とはにかんだ。
そして最後に映画の見どころを聞かれた西原は「いつも身の程知らずだと言われるんですが、女優さん(小泉今日子)の人選はわたしじゃないですからね! でも女優さんってすごいですね。映画の小泉さんはばっちいんですよ。わたしの知ってるキョンキョンじゃない。メチャクチャ怖いオカンになってるんですよ、あれはおかしかったですね」とコメント。そして「(夫の)鴨志田も、皆さんに観ていただいて、皆さんの中に生きていただけたらありがたいなと思うので、よろしくお願いします」と亡き夫に想いをはせる西原だった。
本作は、漫画家の西原理恵子が自身の体験を基にした人気漫画を、小泉今日子と永瀬正敏の共演で映画化したホームドラマ。一家を支える大黒柱の漫画家女性とアルコール依存症の元戦場カメラマンの夫、二人の子どもたちとの、一風変わった家族のエピソードをつづっていく。
映画『毎日かあさん』は2月5日より全国公開
アニメ『毎日かあさん』は毎週水曜夜7時よりテレビ東京系列ほかにて放送中