妊娠&婚約発表のナタリー・ポートマン、恋愛抜きでセックスする役に挑戦!
昨年末に妊娠と婚約を発表したナタリー・ポートマンが、日本ではゴールデンウイーク公開予定の映画『抱きたいカンケイ』の記者会見に出席し、初めてとなるロマンチック・コメディーへの出演の意気込みなどを語った。共演は映画『キス&キル』のアシュトン・カッチャー。
妊娠を発表したばかりのナタリーは、膝上丈のワンピース姿で登壇。おなかの膨らみも多少目に付くようになってきたが、会見では上機嫌そのものだった。本作がロマンチック・コメディー初挑戦となるナタリーは、ひょんなことから男友達と恋愛感情抜きでセックスしてしまう女性を好演。非常にコミカルな役柄だが、ナタリーは「彼女は若いころに父を亡くした影響で、家族にとっての大黒柱となる強い人間になろうとするの。その反動で、感情が入らない肉体関係を求めるんだけど、最初からそういう人間だったわけではないのよ」とキャラクターを掘り下げることで、演技に説得力を持たせた。
ナタリーとは反対に、共演のアシュトンはラブコメを得意としているが、彼は「ナタリーはすごく経験豊富な女優だから、僕にできることは何もなかったよ」と冗談まじりにコメント。時折相手をからかうジョークを飛ばすなど、和気あいあいとした現場だったようだ。
製作総指揮としてもナタリーは名を連ねているが、「とてもわくわくするような経験だったわ」とプロデューサーとしても本作には手応えを感じている様子。とりわけ、脚本の改稿作業がお気に入りだったようで、「監督が映画の終わりの方で『ここは登場人物たちにもっと動きを持たせなきゃ』と物語のペースに変更を加えるのを見たりすることは、本当にエキサイティングだったのよ」と役者とは違った視点で、作品に関わることができたようだ。
本作のテーマは、カジュアル・セックスというセンセーショナルなものだが、デミ・ムーアとのおしどり夫婦で知られるアシュトンは「そんな関係になったことがないので正直わからないけど」と前置きした上で、「恋愛感情抜きのセックスはアリかもしれないけど、人間関係としてはうまくいかないんじゃないかな」と持論を展開。本作のメガホンを取った映画『ゴーストバスターズ』で知られるアイヴァン・ライトマン監督も、「(カジュアルな男女関係は)時代の流れなんだと思う。感情が入り込む関係よりは、肉体関係に限る方が居心地よく感じる人たちが増えているんだろうね」と本作が現代の一側面を見事にとらえた作品であることを強調した。
映画『抱きたいカンケイ』はゴールデンウイークに新宿バルト9ほか全国公開