究極の悪女・堀北真希、人生最大の悪事は「ここでは言えない」
累計200万部以上を売り上げた東野圭吾の同名サスペンスを映画化した『白夜行』の完成披露試写会が19日、東京・新宿ピカデリーで行われ、本作で悪女役に挑んだ主演の堀北真希をはじめ、高良健吾、船越英一郎、今井悠貴(子役)、福本史織(子役)、そして深川栄洋監督が舞台あいさつを行った。
主人公・唐沢雪穂役の堀北は、その美ぼうの裏側で底辺からのし上がるために自分の手を汚さずに周囲の人間を不幸に陥れる、究極の悪女を熱演。堀北本人も「どう演じるべきか、答えを見つけながら葛藤する日々だった」と振り返る難役だったようだ。そんな堀北に対して、共演の高良は「ミステリアスで謎が多い女性。それに魅力的だし、とってもプロな人。僕より一つ年下なのに……」と劇中同様、すっかり魅了されている様子だ。
これには堀北もご機嫌……と思いきや「高良さんは取材とかで、わたしのことを『たくましい人』って言ってくださるんですけど、もうちょっとわたしの繊細な部分を知ってほしいですね」とまさかのクレーム!? それでも「ストイックに役に入り込んで、決して楽な道は選ばない。すごい役者さんだなと思いました」と高良に惜しみない賛辞を贈っていた。
そんな堀北は、人生最大の「悪事」を聞かれ「一番の悪事はここでは言えない。10番目くらいなら」と前置きしながら、「わたし絵が下手で、小学校のころは自分の代わりに友達に絵を描いてもらっていた。それが褒められることもあって……」となかなかの悪事を告白。これには船越も「10番目にしては罪が重過ぎない?」とサスペンスの帝王らしい、鋭いツッコミを入れていた。
『白夜行』は昭和55年に発生した質屋店主殺害事件の容疑者の娘・雪穂(堀北)と、被害者の息子・亮司(高良)の周辺で起こる不可解な事件を、担当刑事の笹垣(船越)が追うサスペンス。第61回ベルリン国際映画祭パノラマ部門への正式出品が決定し、堀北も「信じられない気持ち」と喜び爆発だった。
映画『白夜行』は1月29日より全国公開