大女優スザンナ・ヨークさん、がんで死去-『ひとりぼっちの青春』や『スーパーマン』には3度出演
1960年代から映画界で活躍した女優、スザンナ・ヨークさんが、骨髄のがんのため死去した。享年72歳。
ヨークさんは1960年に映画デビューし、スウィンギング・ロンドンと呼ばれた時代のイギリス映画界で活躍。映画『トム・ジョーンズの華麗な冒険』や『甘い抱擁』などの作品に出演し、1969年の映画『ひとりぼっちの青春』ではアカデミー賞の最優秀助演女優賞にノミネートされた。この時ヨークさんは、事前に話をもらわずにノミネートされたことに怒ったというエピソードもある。70年代後半からは、『スーパーマン』シリーズへも3作品出演している。
離婚して2人の子どもを持つシングルマザーだったヨークさんは、時にはお金のために役選びをすることもあったそう。ヨークさんの息子で俳優のオーランド・ウェルズは、テレグラフ紙のインタビューで「母はとても謙虚で、全く素晴らしい母親だった。日曜日にお肉を焼き、冬の夕べには暖炉の前に座るのが好きだった。ある意味、とても家庭的な女性だったんだ。彼女を母親に持つことができ、僕と妹は本当に幸せだった」と語っている。