『英国王のスピーチ』の主役を断ったポール・ベタニー、「残念だと思っている」
映画『ダ・ヴィンチ・コード』や『ツーリスト』などで個性的な演技を見せていたポール・ベタニーが、現在12部門のオスカーノミネーションを受けて注目されている話題作『英国王のスピーチ』の主役をオファーされていたことがアクセス・ハリウッドによって明らかになった。
実は、『英国王のスピーチ』の脚本家デヴィッド・サイドラーは、ポール・ベタニーをジョージ6世役、ジェフリー・ラッシュを言語聴覚士ライオネル・ローグ役として、それぞれを念頭に入れて脚本を書いていたそうだ。そして、その通りポールにこのコリン・ファースが演じたジョージ6世の役を依頼していたそうだが、ポールは断ったそうだ。
このことについてポールは、現在開かれているサンダンス映画祭で「第一に、もちろんあれだけ素晴らしいジェフリー・ラッシュやトム・フーパー監督と仕事をしなかったことを残念だと思っているよ!」とコメントした後に、「今、ここで話すのはあまりエレガントじゃないが」と前置きをして、「(この『英国王のスピーチ』の出演を依頼されるまで)僕は5か月もずっと撮影をしていたんだ、だから息子が恋しかったんだよ。そう、息子と妻もね」と断った理由を明かした。
さらに「確かに、これだけ素晴らしい俳優と監督と仕事ができなかったのは残念だが、常にどんなときでも家族のために正しいことをする選択をしたことについては後悔していないよ」と紳士な彼らしい発言を残している。