東山紀之、ライバルは妻の木村佳乃!生田斗真と女装姿でじゃれ合う!!
2日、渋谷のBunkamura シアターコクーンで蜷川幸雄演出の舞台、ミシマダブル『サド侯爵夫人』『わが友ヒットラー』のけいこ風景が報道陣に披露され、主演の東山紀之、生田斗真、演出家の蜷川幸雄が取材に応じた。
「ミシマダブル」は、三島由紀夫の代表作「サド侯爵夫人」「わが友ヒットラー」を蜷川演出で、同一キャストが交互に演じ分けるという公演。この日、報道陣に公開されたのは、18世紀のパリを舞台に、悪徳の限りを尽くすサド侯爵について6人の女たちに語らせ、人間に潜む謎と闇を描く「サド侯爵夫人」の中から、第2幕の冒頭部分。この場面は、サド侯爵夫人ルネ(東山)と、ルネの妹アンヌ(生田)が、サド侯爵の赦免の書状をじゃれ合いながら取り合うというもの。出演者の男性全員が女性を演じることが話題となっている舞台だけあって、2人は貴婦人として着飾ったドレスで登場。ボリュームたっぷりに盛られた髪と、気品あふれるしぐさはなんとも妖艶(ようえん)な雰囲気。そして二人は書状を取り合いながら、優雅に追いかけ合ったり、抱きついたりと、無邪気な幸せに満たされたシーンだった。
その後、報道陣の取材に答えた東山は女装について、「最初は違和感があって恥ずかしかったですけど、だいぶ慣れました。でも友人の川平慈英に、ポスターを見て、お前となら付き合えると言われ、自信がつきました」と満足げな表情。この姿は妻で女優の木村佳乃を参考にしたのでは? という報道陣の質問にも「役づくりは相談せずに自分でやりました。(彼女は)ライバルですから。自分の方が美しいかですかって? いえいえ、恐れ多いです」と恥ずかしそうにしていた。そんな東山は、今後の結婚式について「まだまだ忙しいので、挙式はもっと先ですね。そのときは報告させていただきますから」と報道陣の質問をうまくかわした。
一方、今流行の“男の娘”といったかわいらしさも醸し出す生田は「開放されて、気持ちいいものですね」とまんざらでもない様子。このかわいらしさは蒼井優を目標にしたそうで、「(蒼井のように)天然というか、つるんとしたかわいさを目指してます」とコメントする生田に、会場の女性陣はため息を漏らしていた。
舞台「ミシマダブル」は2月2日から3月2日までBunkamura シアターコクーンで、3月8日から20日まで大阪のシアターBRAVA!で上演