石原さとみ、銀座のホステスに開眼!?「ホステスの心得に感銘を受けました」
16日、昭和の香りを残す銀座のキャバレー、白いばらで劇団☆新感線プロデュース公演「港町純情オセロ」制作発表会見が行われ、橋本じゅん、石原さとみ、大東俊介、粟根まこと、松本まりか、伊礼彼方、田中哲司ら豪華出演者と脚色の青木豪、演出のいのうえひでのりが出席した。
本作は、シェイクスピアの四大悲劇の中の一作「オセロ」を原作に、関西の港町でヤクザの組同士の抗争が起きる中で、愛と嫉妬で人間が破滅に導かれるさまを劇団☆新感線ならではのギャグなどを交えて描くギャング活劇だ。この日の会見は、物語の時代背景と同じ昭和初期にオープンした老舗のキャバレー、白いばらを貸し切って行われた。
橋本演じるオセロの妻で、におい立つばかりに美しく若い女モナを演じることになった石原は、控え室にあった「ホステスの心得」という張り紙にいたく感銘を受けた様子。「私生活で無理をしていると、無理なサービスしかできない。お客様の前だけで笑顔になるのではなく、従業員などに対しても、普段から笑顔でいないと本物の笑顔ではないみたいな。すごくすてきなことが書いてありました!」と笑顔。思わず「石原さとみ、ホステスに開眼か!?」と色めき立つ報道陣に対して、「ホステスになるわけではありませんよ」とくぎを刺しつつも、石原は「人としても女性としても勉強になりました」と話した。
また、昨年の11月に、腰部脊柱菅狭窄症のために、舞台公演「鋼鉄番長」を降板した橋本は、本作で完全復帰。原作でもオセロは黒人だったこともあり、この日の橋本は黒人メイクで登場。「元気に帰ってきました。ぼくだけジョー山中というか、ライオネル・リッチーという感じで、加工された状態で並ばされてしまいました」とボヤきつつも、舞台の最初の方に妻である石原とイチャイチャするシーンがあることに触れて、「台本に書かれていることなので、合法的ですからね」とまんざらでもない表情。バレンタインデーにも石原からチョコレートをもらったそうで、「初めてチョコをとっておこうと思いました。食べずに、家に飾っています」とウキウキ状態。しかし、当の石原は「今年は本命チョコはありませんでした」と無情なコメントを発し、会場を笑わせた。
本作は「メタルマクベス」に続く、<新感線×シェイクスピア>シリーズの第2弾。ヤクザたちが集う港町で、ヤクザの組長のオセロ(橋本)と最愛の妻・モナ(石原)が、ミミナシ(田中)の策略により破滅の道に陥る。
劇団☆新感線プロデュース公演「港町純情オセロ」は、4月15日から22日まで大阪のシアターBRAVA!にて、4月30日から5月15日まで赤坂ACTシアターにて上演予定